「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2019年12月

七転び八起き

今年も大晦日を迎えました。

この諺の意は「七度転んでも八度起き上がる意」から「何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること」。転じて、人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもあります。来年も「七転び八起き」の精神で行きたいものです。

「七転び八起き」の英語表現をネット等で調べてみました。

fall seven times, stand up eight (times)⇒一番分かり易い表現ですね。
always rising after a fall
ups and downs(Life is full of ups and downs. の様に使う)

A man's walking is a succession of falls.
When life gives you lemons, make lemonade.(酸っぱいなら、それでレモネードを作れ)
Failure is the stepping stone to success.
He that falls today may rise tomorrow.
If I get knocked down, I will get back up anyhow.
If at first you don't succeed, try, try again.
Never, Never, Never, Never give up.
Don't let mistakes make you give up.
The flower that blooms in adversity is the rarest and most beautiful of all.
It is a long lane that has no turning.

have nine lives(A cat has nine lives.から⇒生命力が旺盛、七転び八起きの不屈な人のことを言うのに使えます)。映画で「Die Hard」というのがありましたが、これも「なかなか死なない」の意。

A word to the wise.

A word to the wise is enough.またはA word is enough to the wise.「賢者は一を聞いて十を知る」という英語のことわざに由来。

「Here is a word to the wise」「This is a word to the wise」「Word to the wise.」の形で使われ
意味は「これは賢者への一言です。これは傾聴すべき一言です。これは重要な一言です。」上記の言葉を言ってから,アドバイスを述べます。例えば「Word to the wise. Don't go to drinking parties with him.」(もしあなたが賢い人なら、この警告に耳を傾けるべきだ。彼とは飲みに行くな」「A word to the wise: You'd be wasting your time.」(こう言うだけでおわかりでしょうが、時間の無駄です。)

アドバイスが長い文でも「a word」になることに注意下さい。

「一を聞いて十を知る」に相当する英語の語句はないようで「飲み込みが早い」と意訳して「be quick to grasp」「be quick to grasp things」「be quick to grasp the whole situation」「be quick to grasp from a single clue/hint」のような表現になるようです。He has been quick to grasp things ever since he was a child.(彼は子どもの頃から、一を聞いて十を知るような聡明な男である)

しかし、世の中は「一を聞いて十を知る」人ばかりではありませんので、実際の会話は「十」伝えようとするなら「十二」位は伝えた方がよいでしょう。角が立つかも知れませんが。

A woman’s work is never done.

元々は次の「韻を踏んだ二行連句」の一部です。
Man may work from sun to sun,
But woman's work is never done.
「sun」と「done」が韻を踏んでいます。「from sun to sun」は「日の出から日没まで」の意のやや古い成句。
この二行連句は16世紀の頃に詠まれたものですが、確かに当時は、男は日の出から日没まで農業にいそしんだのでしょうが、男が働くのはそこまで。未だ電気がない時代の話ですが、歴史的にみれば家事・育児で女性が忙しいのは間違いありません。

この諺は、例えば、次のように使われます。
"A woman's work is never done!", said Leila. She added: "As soon as I finish washing the breakfast dishes, it's time to start preparing lunch. Then I have to go shopping and when the kids are back home I have to help them with their homework."

a dime a dozen

英辞郎の解説:
〈米〉10セントで1ダース買えるほど安価なもの、簡単に手に入るもの、ありふれたもの、ありふれていて価値のないもの、どこにでもいるありふれた人
・He is a dime a dozen. He just looks good because now he's the only one boy in our class. : あいつなんてどこにでもいるようなやつだって。今私たちのクラスにあいつしか男子がいないから格好よく見えるだけだって。
・Ken thought his old commemorative coins were rare, but they were a dime a dozen. : ケンは、自分が持っている昔の記念硬貨はなかなか手に入らないと思っていたが、あんなのどこにでもあるものだったよ。
・Bananas used to be an expensive fruit, but now they are a dime a dozen. : バナナはかつては高価な果物だったが、今では二束三文の値打ちしかない。

「dime」はアメリカ、カナダの「ダイム硬貨」のことで「10セント」で流通。「安価な」というより「ありふれた(commonly available, commonplace)」の意で使われることが多いようです。

「二束三文(で)」は「for next to nothing」。「for nothing」は「無料で」。「next to」は「に次いで」だから、両方併せると「タダ同然(で)」ということになります。If you wait until next year they’ll sell the same dress for next to nothing.(来年まで待てば、同じドレスが二束三文で売りにだされるよ)。「for chicken feed(家禽のえさ、はした金)」「for peanuts(はした金)」「dirt cheap」も同じ意味。ローキード事件のピーナツは1個100万円でしたので決して安くはありませんでした。

「二束三文」は江戸初期の金剛草履(堅固で破れないことから命名)の値段から出たようです。「a dime a dozen」の由来を調べてみましたがみつかりませんでした。今風に言えば「1ダース1コイン」ですから、アメリカでは昔靴紐を行商して売っていた時代があるので「靴紐」の値段からきているのではないかと著者は想像しています。

ELI5 (Explain Like I’m 5)

最近の internet slang の1つである。「何か分かり難いことを5歳の子どもにも分かるように説明して下さい」という時に使われるようです。

「5歳の子どもにも分かるように説明する」という姿勢は、日本人の英語(特に「書く」英語)にとって大変重要な視点だと思う。

その理由は、
(1) 人間は物事を考える時、「言葉」を使って考えます。大抵の日本人なら日本語で考えます。それを英語で表現しようとすると、我々の英語のレベルは語彙・表現方法等で日本語のそれらより遥かに低いレベルにあります。ですから「分かり易い」日本語のレベルに下げて考える必要があります。例えば、新聞を例にとってみると「日経」新聞等の大手の新聞より「夕刊フジ」等の「大衆紙」の方が、語彙・表現方法は格段に易しいハズです。極端な言い方をすれば、極く一部の方を除いて、我々は「日経」新聞レベルの英語は使えないということです。
(2) 「5歳の子どもにも分かるように説明する」には「文章を短くする」「主語、動詞、目的語」「いつ、どこで、何故」をハッキリする必要があります。日経新聞の社説でよく使われる表現に「・・・を期待したい」があります。5歳の子どもに、こんな表現をしても耳を貸してくれないでしょう。「パパは・・・が・・・になって欲しい」と言わなければ駄目でしょう。「文章を短くする」「主語、動詞、目的語」「いつ、どこで、何故」をハッキリするのは我々が「分かり易い」英語を使う時の必須条件です。

英語という視点を離れても、著者のような年配者から見ると、今の若い人たちの「表現不足」は大いに気になるところです。センター試験でも「記述式」は生徒の人気がないようです。私立大学では大学入試そのものも「記述式」を敬遠しているところが多くあるようです。理由は受験する生徒に人気がないからだそうです。本末転倒だと思う。50万人の受験生を短期間に採点するのは「公平性」の面からは問題があるにしても、大学入試から「記述式」そのものを除外するのは、如何なものか。そんな大学には税金を投入して欲しくない。
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