「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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2021年01月

「花は咲く」の英語訳に見る日英語の違い

あの東日本大震災は2011年3月11日14時46分頃。東京に居た人もその時何をしていたかを鮮明に覚えていると思います。そこからの復興を願って歌われたのが「花は咲く」。

一番の歌詞は、
真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す

これを
真っ白な雪道に春風香る
わたしはなつかしいあの街を思い出す

と「普通の」日本語にしてDeepL翻訳させてみました。
A spring breeze scenting the white snow-covered road
I think of that city that I used to know

イル・デイーヴォが歌った歌詞を聞いたら著者には次のように聞こえました。
My heart goes out to you when the winter snows give way to spring.
My heart is longing now, longing for the town where happiness had been ...

日英が全く対応していません。著者の勝手な解釈ですが「My heart goes out to you」が本復興ソングの伝えたいメッセージだと捉え、最初に持って来たのだと思います。重要なメッセージを直接的な表現で最初に持ってくる英語表現の真髄を見た気がします。

なお、「花は咲く」は「Flowers will bloom」と「will」を使っているところにも注目して下さい。「Flowers bloom」と伝わるイメージの違いは天と地の差があります。

自動詞と他動詞(2)

前回に続き、自動詞・他動詞の使い方が難しい動詞を紹介します。

apologize
自動詞: apologize (to A) for B (Bのことで<Aに>誤る)という使い方をします。
他動詞: apologize that ....(・・・と言ってわびる)。伝達動詞としての使い方です。
Will you apologize to him for me?(わたしのことで彼に謝っておいていただけますか)
He apologized that his information had not been accurate. (彼は自分の情報が正確でなかったことを謝罪した)。
add
自動詞: 「足し算する、増す」。「〜を増加[増大]させる、〜を加える」という場合は「add to 〜」の形をとります。His reluctance to pay rent will just add to his mother's burden.( 彼が家賃の支払いを渋れば、彼の母親の負担が増す)。
他動詞: add A to B で「AをBに加える」。
add =「足し算する」「を加える」と覚えれば自動詞と他動詞の両方が使えるようになると思います。
search
自動詞:「捜す」。「〜を捜す」という場合は「search for 〜」の形をとります。「for〜」は「〜の方に向かって」のイメージです。「捜す 〜の方に向かって」⇒「〜を捜す」。
他動詞:「を捜す」。search A for Bで「Bを求めてAを捜す」。search one’s pocket for a key(あちこちポケットをさぐって鍵を捜す)。
reply
自動詞:「返事をする」。「〜に返事をする」という場合は「reply to 〜」の形をとります。「返事をする 〜に」⇒「〜に返事をする」。
他動詞:「・・・と答える」(通例否定文で)。She replied nothing.「reply that ...」の形で「・・・だと答える」。He replied that he had been here/there all day.
wait
自動詞:「待つ」⇒「〜を待つ」という場合は「wait for 〜」の形をとります。「給仕する」⇒「〜に給仕する」という場合は「wait on 〜」の形をとります。「on〜」は「〜に接して」のイメージです。
他動詞:「を待つ」の意ですが使う場合が限られ、通例「wait for 〜」を使います。「wait one’s chance/opportunity」「wait one’s turn(順番を待つ)」。
insist
自動詞:「insist on 〜」の形で「〜を要求する、〜を主張する」。
他動詞:「insist that ...」の形で「・・・するように要求する」。
explain
自動詞:「説明する」。「explain to A about B」の形で「BについてAに説明する」。
他動詞:「を説明する」⇒「explain B to A」の形で「BをAに説明する」。「explain that ...」の形で「・・・と説明する」。
account
通例「自動詞」として使われ「account for 〜」の形で「〜の理由を説明する」の意。
他動詞として使われる場合は「consider」(だとみなす)の意。

今回検討したものは全て自動詞と他動詞の両方の使い方がありました。これらの動詞の後に前置詞をつけ忘れたら、意図はしていなくても全て他動詞扱いになります。ですから前置詞とセットの使い方に留意して動詞を覚える必要があることが分かります。

自動詞と他動詞(1)

今年行われた「英語の共通テスト」の Reading 部門は全て「読解」問題で、従来の出題形式からガラリと変りました。

動詞について言えば、昔は「自動詞と他動詞」を区別できるかどうかを問う問題が必ずといっていいくらい出題されました。

「目的語(O)をとるのが他動詞」「目的語(O)をとらないのが自動詞」ですので、英作文する時には極めて重要な知識です。長年英語を教えてきた経験からいうと「発展途上」にある生徒さんは自動詞と他動詞の使い方に対する注意が足りないように思います。

「目的語(O)をとるのが他動詞」「目的語(O)をとらないのが自動詞」ですが、たいていのの動詞は自動詞と他動詞の両方の使い方があるので、表面上は間違いがないように見えます。しかし「伝わる意味」は全く異なるので厄介です。
例えば「私は犬と散歩した」という時「I walked with my dog.」というべきところ前置詞withを忘れて「I walked my dog.」とすれば、文法上は全く正しい英文です。しかし、意味は「私は犬歩かせた(散歩させた)」となります。

自動詞と他動詞をよく間違える動詞例を検討してみます。
lie と lay ⇒「lie=自分が横たわる(自動詞)」「lay=横たえる(他動詞)」
sit は自動詞(「座る」)だけでなく他動詞(「座らせる」)でも使える。
Sit down beside me. (私の側に座れ)
Sit yourself down beside me. (私の側に座りなさい)
しかし、他動詞(「座らせる」)は、通例seat を使い「Be seated.」「Seat yourself.」のように使います。
attend ⇒他動詞では「出席する」「世話する」「仕える」の意。
attend school (通学する)。この意味では「attend to school」は不可。「学校に通う」の「に」にひきずられてはいけません。通例は「go to school」を使う。
Each child must be attended by a parent.(子どもは親が付き添わなければならない)
自動詞では通例「to」を伴って「のことを注意して聞く(pay attention to)」「の世話を(一時的に)する」の意。
mention⇒他動詞のみ。「話に出す」「について書く・話す」「言及する」。about とか to を付けないように。「mention=refer to」と覚えれば間違いをしなくて済みます。
・・・に入る」は他動詞としての「enter」を使わなければならない。「enter into the room」は不可。go/come/get in/into the room も使えます。「表玄関から入る」なら自動詞で「enter at/by/through the front door」。「enter = go in/into」と覚えれば間違いをしなくて済みます。
leave=「去る(他動詞)」「去る、出発する(自動詞)」
The train left Fukuoka for Tokyo at 6:00. (他動詞)
His train leaves from Tokyo at five o’clock. (自動詞)
А到着する」は reach (他動詞)、又は arrive at / get to。自動詞のreachは「(物・事・影響・作用が)達する」の意で「人」には使えない。The forest reaches down to the lake.(森は下って湖まで伸びている)
resemble(似ている)は他動詞のみ。「resemble = look like」と覚えれば間違いをしなくて済みます。
結婚する」は「marry+人」を他動詞で使う。単に「結婚する」は「marry」「get married」
discuss(話し合う)は他動詞のみ。discuss about とする人が多いです。「discuss = talk about」と覚えれば間違いをしなくて済みます。

戦国時代の人口は大幅に増えた

15世紀末から(応仁の乱は1467−1478年)16世紀末(徳川幕府は1603年開設)にかけて戦乱が頻発した時代は「戦国時代」と呼ばれますが、大勢の人たちが殺され、日本の人口は減ったと思っていました。しかし、この間、実際には人口は約6割増えています。
1450年日本の総人口・・・約1000万人(推定)
1600年日本の総人口・・・約1600万人(推定)

何故?

■ 農業技術の向上による生産量の増加
一国単位の支配を完成した戦国大名は、国力増強のため、農地の開発に力を入れ、領内の都市を保護して、商工業を発展させようと懸命に努力しました。例えば、畿内地方では「米⇒麦⇒蕎麦」の三毛作が行われました。灌漑技術の向上で、用水路の建設と水車の使用で水田に入れた水を速やかに出して、水田を乾燥させることが可能となり、水田を畑に転換する技術が進化して行ったためこれが可能になったのです。また、農業を担う農民たちの農具の進化も農業技術の向上に一役買っています。農業技術の向上は農具だけにとどまらず、栽培をする農産物そのものも、災害に強い、それぞれの気候条件にあったものに品種改良がなされることになります。
以上のことを可能にした大きな要因の1つは、この時代に鉱山の開発がさかんに行われて、国内の金銀の産出量が急速に伸びたことです。このことが、貿易の急速な拡大をもたらしました。武田信玄が強力な軍団をつくるのに成功したのも、領内に多くの金山を持っていたからです。
歴史の教えるところ、食料の増産が人口増の大きな要因です。

■農民の保護
各国の武将たちは、穀物の生産力を落とさない様に、その農民たちを保護して穀物の生産力を高めています。即ち、ある意味で「農民=兵士」だったのです。

■経済と流通の発展
貿易が拡大すれば、必然的に経済と流通の発展が進みます。そして、それを担ったのが商工民です。京都の西陣では明から輸入した生糸を利用して高級織物である西陣織がつくられました。輸入品や上質の手工業製品の需要拡大にこたえて、商工民は戦場を避けながら、全国的な流通経路を確保していったのです。

■戦争は当主同士の争いで下は関係しなかった
当時の戦争は全て領主同士の問題で、相手に自分を認めさせ権力を得るための戦いで、民族間や宗教間の戦いではありません。目的は大将のクビそれだけです。大将の首を取るか、降参させればよかったのです。農民である兵士の首をとっても手柄になりません。しかも、中国などの城郭都市の場合は負けたらその都市で暮らす全員の命が危険でしたが、日本では戦で必死なのは武士であって農民は弁当片手にスポーツ観戦さながら戦見物をしていたようです。

以上を簡単な図式にすると、
「戦乱の時代=各地の大名が国力増大に努める」⇒「開拓が進み、農業生産が増え人口増加」⇒「自治単位で商工業発展を含む富国強兵競争」のサイクルが上手く回ったということでしょう。
誰をボスに据えるかで争う時代なので、富国強兵をするためにも無駄に人を殺す理由はありません。また、民族の存亡をかける戦争というわけじゃないので、一族全員が殺されることなんかもありませんでした。

間違いを直してもらって英語を身につける

第二言語を習得する際、母語のシステムと大きく違う場合は「母語の干渉」があって足を引っ張ることはよく知られています。例えば日本語と英語の「発音」「音の強弱」「リズム」等は大きな違いがあり「母語の干渉」によって、日本人の英語発話は「ローマ字読み」「抑揚が少ない」等の傾向になります。ですから、このような「母語の干渉」が起るエリアは常に注意して、且つ「繰り返し練習する」必要があります。

一方、同じ母語でもその習得段階によって「間違う」段階があることが色々な研究から分かって来ています。英語を母語とする幼児は一時期「taked」「goed」「swimed」のように言うらしいです。著者が経験したのは「bestest」です。

ということは、我々も英語習得の段階で「繰り返し」間違いを犯している時期があるハズです。著者も長年英語を教えてきて、同じ過ち、或いは同じ傾向の過ちを何回も犯す生徒が沢山いることを知っています。「知っている英語」から「使える英語」になる過渡期にあるものと思われます。

トロイの遺跡を発見したシュリーマンは言葉の達人でもあり10カ国語をしゃべったそうです。彼の勉強法の1つは「趣味のあることについて作文し、先生に指導を受けて訂正し暗記すること、まえの日に直されたものを覚えて、つぎの授業に暗唱すること」というのがあります。

第二言語は「間違いを直してもらって身につける」のが近道のようです。
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