「ストーブ」と「stove」

「ストーブ」と聞くと通常「(寒冷地の)薪ストーブ、石炭ストーブ」又は「(暖房用の)電気ストーブ、ガスストーブ」を思い浮かべる。

英語では通常、前者は “stove” 後者は “heater” が使われる。

この日英の意味のずれは「レンジ」「オーブン」が普及していない頃、ニクロム線を熱した加熱器を「ヒーター」と呼んでいたので、それと区別するために、昔から使っていた言葉である「ストーブ」を使い続けたので生じたのではないかと思う。

ある英和辞書によれば “stove” は「(料理用の)こんろ、レンジ(通例オーブン、グリル、ブロイラーなどがついている)」も意味する。米では “cookstove”、英では “cooking-stove” ともいう。

“stove” は元々「(サウナ風呂などの)発汗室」を意味したらしい。「発汗室」→「(暖めるための大形の)ストーブ、暖炉」→「暖めるもの」→「(料理用の)こんろ」のようにイメージが膨らんだものと考えられる。

プロ野球のシーズンオフに選手のトレードが話し合われる場は「ストーブ・リーグ」と言われるが、そのイメージは「薪を焚いた暖かい部屋の連盟」でピッタリだ。「リーグ戦」は “a league match”。