日本語を意識しすぎて陥る間違い 

「・・・がある=There is / There are」

“Their new house had a garden.” を自然な日本語に置き直すと、例えば「彼らの家には庭があった」となろう。

「彼らの家には庭があった」を生徒に英訳させると、取り敢えず ”There was a garden” でスタートする生徒が多い。しかし「彼らの家には」を英訳するのに苦労する。”in his house” で気にもとめない生徒もいるし、”at his house” とする生徒もいる。前者だと「とてつもなく大きな家で、その家の中に庭があった」イメージになる。後者は「家のすぐ近くに庭があった(誰のものかは分からない)」イメージ。

「お金がありますか」とか「それについて何か疑問がありますか」のような人間を主語とする英作文では “have” が使える生徒は多い。しかし、日本人は無生物を主語として「文」を作るのには慣れていない。

「象の鼻は長い」も大抵は “The nose of an elephant is long.” となる。これでも通じるが、これだと博物館に展示してある「像の鼻」がイメージされる。”An elephant has a long trunk.” だと、頭の中には先ず象の絵が描かれ、それから長い鼻に目が行く。