「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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日常のこと

ノーサイド!

ラグビーの試合終了の合図である。意味は「敵・味方に分かれての戦いをやめろ!」。ラグビーの世界では、戦いが終われば敵も味方もないという美しい伝統があるようだ。

しかし、英語的には、この表現は古いもので今では日本でしか使っていないそうだ。「フルタイム!」が使われているとのこと。こちらの方は「試合時間満了!」で、味も素っ気もない。

美しく響く言葉はどこでも美しい。世界ラグビー協会も「No-side!」を「閣議決定」したら?
ついでに、ハーフタイムは「撃ち方やめ!」でどうだろうか。ラグビー人気の急上昇請け合い(笑)。

忖度

「忖度」という言葉が一躍脚光を浴びるようになったのは、学校法人「森友学園」の籠池理事長の国会での証人喚問に続いて、2017年3月23日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見が開かれ、多くの外国人記者が参加し質疑応答があったのを契機としています。

「安倍晋三氏や昭恵夫人の直接の口利きはあったのか?」との質問に対して、籠池氏は証人喚問と同様に「直接ではなかったが忖度があったと思う」と答えた。
記者会見は通訳を介して英語と日本語で行われたが、籠池氏が話した日本語の「忖度」の表現について、通訳の男性が苦心したため、籠池氏の代理人で、国会では補佐人も務めていた山口弁護士が割って入り、解説する場面や、別の通訳による補充説明もありました。
■「忖度」とは
コトバンク(大辞林 第三版)によると、忖度とは、「他人の気持ちをおしはかること。推察」とされている。

籠池氏は「忖度」という言葉を使って、国有地の売買や値下げについて、国会の証人喚問などで「安倍晋三氏や昭恵夫人は直接口利きをしたわけではないが、財務省の官僚がその気持を推し量って動いたのでは」という内容の見解を繰り返し証言していた。

籠池氏という人は所謂「汚れた水」を飲んできた人のようですので、発言の真意は分かりません。上記の山口弁護士が割って入った時は次のように英語で説明しています。ここでの「he」は通訳を示します。
I think he is missing a couple of words, what he is trying to say is, when he said he was doing "sontaku", that something done by people around him, and not by Abe.
紛らわしい英語ですが、ポイントは「忖度とは忖度された人ではなく、その忖度された人の周りの人たちによって何かがなされた」という説明です。しかし、著者は財務省の官僚たちが安倍晋三氏や昭恵夫人の気持を推し量っただけで動いたとは思いません。国有地の「不当」値引き問題については「複数の政治家からの問い合わせ」や「大阪府の学校認可に絡む圧力」等も見え隠れしています。何故「不当」値引きしたかは是非解明して欲しいものです。

■NYタイムズではどう報じられた?
NYタイムズはこの記者会見に出席していた記者の署名で、以下のように報じられた。
Thursday afternoon, Mr. Kagoike said he did not believe Mr. Abe had "direct influence" on the discounted land deal.
He hinted at "powers at work behind the scenes" and said that unidentified officials in the Ministry of Finance had helped facilitate the deal.
(木曜日の午後、籠池氏は安倍氏が値引きされた土地の取引きに「直接影響」を与えたとは思っていないと語った。
彼は「舞台裏で働く力」をほのめかし、誰であるか特定できないが財務省の役人たちが値引き取引の手助けをしたと語った)

日本語での「忖度」が英語では「舞台裏で働く力」となっており落差があり過ぎです。著者的には『色々の立場の人たちが、その時々の状況から色々と慮り(英語では「give careful consideration to …」)、「舞台裏で働く力」が働いた』と思っています。例えば、安倍首相が「自分や妻が関係していたら議員を辞める」と発言しただけで、誰からの指示や圧力なしで、理財局長が直接「忖度」して行動を起こしたとはとは到底思えません。理財局長を動かした「舞台裏で働く力」があったに違いありません。だからこそ、本件で政府に「協力」した人たちはその後皆さん「出世」しました。

なぜ政府は東京都の休止要請範囲に文句をつけるのか

昨日の夜の小池都知事の緊急記者会見で「?!」と思ったのは、休止要請を出す具体的な施設について「国との間で調整を進める」と述べるにとどめたことだ。

どうやら都の案について国から「厳しすぎる」と難色を示されたらしい。特に百貨店や居酒屋、屋外の運動施設が対象になることに難色が示されたらしい。

「甘すぎる」といのなら未だ分かるが「厳しすぎる」とイチャモンつけるのはどういうことか?これから出てくる「補償」のことを考えてのことか。

百貨店や居酒屋、屋外の運動施設は開いておいて都民の「ご理解」で外出自粛をせよと言っているに等しい。それで7−8割の外出制限が目標?支離滅裂。百貨店や居酒屋、屋外の運動施設を休止しても、命や生活は守れる。都の責任でやるべし。こんなことに政府は口を挟むな。10日に発表だと。何が緊急事態宣言だ。

新型コロナ専門家会議

今までの日本の対新型コロナ戦略の要諦は『オーバーシュートを防ぎ医療崩壊を起こさせない』というものであったように思います。

次は2020年3月22日(日)に放送されたNHKスペシャルからの引用:

「“オーバーシュート”というのは、感染者がある一定のレベルを超えますと爆発的に増えることを言います。クラスター連鎖を見失ってしまうことによって感染が拡大して“大規模なクラスターが起き、医療が崩壊することによって医療現場で非常に大規模な院内感染が起こる。そのようなことをきっかけにして、おそらく今“オーバーシュート”、感染者の爆発的な増大というのが世界各地で見られているのだと思います。“オーバーシュート”が起こると感染を制御することができませんので、いま世界各地でやっていることは“都市の封鎖”(ロックダウン)です。すべての交通を遮断して、都市の中で人が出歩くこともほぼ停止しないと、止まらないという状態になります。」(押谷仁教授=東北大学大学院医学系研究科微生物学分野教授)
「PCR検査の数が少ないので見逃している感染者が多数いるのではないかという指摘もありますが、本当に多数の感染者を見逃しているのであれば、日本でも必ず“オーバーシュート”が起きているはずです。現実に日本では“オーバーシュート”が起きていません。日本のPCR検査は、クラスターを見つけるためには十分な検査がなされていて、そのために日本では“オーバーシュート”が起きていない、と。
実はこのウイルスでは、80%の人は誰にも感染させていません。つまりすべての感染者を見つけなければいけない、というわけではないんです。クラスターさえ見つけられていれば、ある程度制御ができる。むしろすべての人がPCR検査を受けることになると、医療機関に多くの人が殺到して、そこで感染が広がってしまうという懸念があって、PCR検査を抑えていることが日本が踏みとどまっている大きな理由なんだ、というふうに考えられます。」(押谷仁教授)
「感染者、感染連鎖、クラスター、クラスター連鎖。このいずれも監視下に置くことができれば、流行は起こさないです。そういうことが、今の日本の戦略だということになります。」(押谷仁教授)

この為の戦術が『PCR検査の抑制』です。PCR検査で「陽性」が確認されれば、患者は法律により強制的に隔離されなければなりません。事実上、利用できるベッド数に合わせて検査数を絞ってきたのです。

しかし、東京都の例でみれば4月4日現在で入院患者は817名で、公表されているベッド数750床を超えました。小池都知事は昨日『1000床を確保した、更にホテル等の借り上げができたので4月7日から軽症の患者はそちらに移す』と発言。事実上のオーバーシュートが起きていると言えそうです。このまま「ギリギリ」持ちこたえれば、日本の対新型コロナ戦略は成功したことになりますが、持ちこたえられなければ『PCR検査の抑制』をしたことが裏目に出て実態把握がほとんど出来なくて「後は野となれ山となれ」の状態が起りそうです。昨日のテレビでインタビューを受けたニューヨークで治療に当たっている日本人の女性医師が「今の東京は3週間前のニューヨークを見ているようだ」と懸念を表明していました。

このような戦略・戦術を厚労省と一緒になって決定した新型コロナ専門家会議について雑誌「選択」は4月1日号で次の指摘をしています。
(1) 12名で構成されるが、日本医師会、日本感染症学会、公益を代表する弁護士の充て職を除くと9人中8人が厚生労働省、感染研、東大医科研(東大医学部とは別組織)、国立医療研究センター、東京慈恵会医科大学で独占されている。東大と慶大医学部の卒業生はいない。厚労省が主催する審議会や委員会では極めて珍しい。理由は「厚労省と感染研を中心とした利権構造」があるから。
(2) 専門家会議を仕切っているのは「パンデミック対策の専門家とはほど遠い人たち」。国際的に認められている学術論文は極めて少ない。即ち『実績乏しい日本限定の「専門家」』。専門家の世界では、互いの実力を認めた者同士であれば、相手を信頼し、情報を共有する。

果たして『適材適所』だったのかは、後日うやむやにすることなく本当の専門家によって検証して欲しい。国家の危機管理という視点からは従来のような政府答弁では済まされない。

北帰行

年配者なら誰でも知っている歌です。1番から3番までの歌詞(原歌)。

窓は夜露に濡れて
都すでに遠のく
北へ帰る旅人一人
涙流れてやまず

建大 一高 旅高
追われ闇をさすらう
汲めど酔わぬ恨みの苦杯
嗟嘆干すに由なし

富も名誉も恋も
遠き憧れの日の
淡きのぞみ はかなき心
恩愛我をば去りぬ

ウイッキペデイアによれば『原歌は、旧制旅順高等学校(旅高)の愛唱歌(広義の寮歌)。第二次世界大戦後、うたごえ運動を通じて全国の歌声喫茶に広まり、1961年(昭和36年)には歌謡曲としてヒットした。』

この歌は作詞・作曲をした宇田博さんという方の実体験に基づくものといわれています。日本は戦前に満州国(実質は日本が支配)にも学校を設立していました。建大、旅高ともその中の1つです。

『彼は、奉天一中で四修で旧制第一高等学校(一高)の受験に失敗、建国大学予科(満州国新京)に入学したが半年で退学となり、1940年(昭和15年)、開校したばかりの旧制旅順高等学校に入学した。1941年(昭和16年)5月、宇田はメッチェン(女の子)とデートして戻ったところを教官に見つかり、"性行不良"で退学処分となった。彼が、同校への訣別の歌として友人たちに遺した歌が、この「北帰行」である。そのため、同校の正式の寮歌ではないが、広義の寮歌として歌われてきた。宇田はその後内地に渡り、旧制一高を卒業した。』

建国大学というのは、その名前からも類推できるように、実質日本陸軍が作った学校ですので宇田さんの体質には合わなかったのだと思います。また、"性行不良"で退学処分となったとありますが、校則にはデート禁止は書いてなかったようなので、本当の理由は他にあったのかも知れません。

N高等学校という通信制の学校があります。まだ新しい学校で今年2回目の卒業生を出しました。卒業生約3千人のマンモス高校です。大学進学率は約15%(約450名が大学進学)という数字から分かるように所謂「進学校」ではなく、多様性の広い学校です。スケートの紀平さんも在校生。今年の卒業生の進学先は東大1名、京大3名、筑波大4名、慶応大学13名、早稲田大学8名等立派なものです。実は、私の孫も高2の3学期に所謂「受験校」からN高に転入しました。「自分探し」をしていた彼は、それからは本当に生き生きとした生活をしていたように見えます。自分のやりたいことをやり、受験勉強をやることなく「AO入試」で大学の切符も手にしました。親が「子供のやりたいことをやらせておく」という方針を貫いた結果だと思っています。子育て方法に「正解」はないと思いますが、近年の日本の地盤沈下を見ていると「横並び意識」の限界が露呈しているように思えて仕方ありません。
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