「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

Thank You for Visiting Me! 「英語赤ひげ先生」による「知っている英語」を「使える英語」にするための「理論」と「教材」を一挙に無料公開しています。

英語

live beyond one’s means

我々がよく知っている「means」の使い方は「by all means(いかなる手段を使っても)」「by means of …(・・・の手段によって)」「by no means(決して・・・でない)」で「means」の意味を「方法、手段」として捉えています。

一方、「means」には「生活手段としての財産、資力、収入(income)」の意もあります。

「live beyond one’s means」の「means」は後者の意味で、全体では「分不相応の生活をする」の意になります。反対は「live within one’s means」。

個人がカードローン等を使って分不相応の生活をすれば、やがて破産します。我が国は先進国の中では飛びぬけて借金が多いのですが、大丈夫なのでしょうか。今回のコロナ大流行によって世界の国が大幅な財政支出をします。どんな世界が待っているのか心配になります。

You can’t teach an old dog new tricks.

「trick」は、ここでは「芸当」の意味で使われています。「老犬は新しい芸を覚えない。老木は曲がらぬ」の意で英語のことわざです。「年配の人に新しいことを教えるのは難しい」という意味で使われます。

老犬を勇気づけてくれる心理実験もあります。結論は「覚えられない」のではなく「覚えるコツを忘れている」「年を取ったら物事を覚えられないという思い込み」のせいで、結果的に「覚えられない」というものです。

著者は30年以上社会人を相手に英語を教えています。今年80歳を迎えますが、日本語の単語は忘れているのに英語の単語を忘れたという自覚症状は何故か未だありません。その訳を捜していましたが、そのヒントをみつけました。

東大をはじめ難関大受験生のバイブル的存在として長く存在感を放っている単語帳に『鉄壁』というものがあるそうですが、その宣伝に『「気になるイラスト」を500点以上掲載しました(今回の改訂で140追加)。ほかにも「記憶に残りやすい例文」「単語を関連付けてストーリー化」「確認テストでの記憶の強化」など、確実に覚えるためのさまざまな工夫を随所にちりばめました。』とあります。

英単語をイラストで覚えるというのは筆者が30年前に発表した「コミュニケーションは絵(イメージ)のやり取りである」という考え方を具現化したものです。実際に著者は英単語を見たり聞いたりした場合は、「言葉」ではなく状況に応じて「絵(イメージ)」が浮かびます。その意味で「覚えるコツ」が身についているのかも知れません。

「思い込み」については、家内が2年前に患った脳梗塞の後遺症で手足が不自由なため自宅でセラピストの訓練を受けていますが、彼女曰く「出来ないと思ったら絶対できない、出来ると思ったらできることが多い」とのことで、上記の心理実験の結果に沿ったものになっています。

They say you can't teach an old dog new tricks. But I don't believe that.「老犬は新しい芸を覚えないって言うよね。しかし、私はそんなこと信じないよ。」

the lay of the land

文字通りの意味は「陸地の地形」ですが、昔船で未知の陸地に近づいた時に先ず陸地の地形を調べたことから「状況、事態」の意味でも使われます。

ロングマンの解説:
a) the situation that exists at a particular time
b) the appearance of an area of land, for example the way it slopes

例文:
Get the lay of the land before you make any decisions.
A lot of people, especially those new to the city, have no concept of the lay of the land.

イギリスでは「lay」ではなく「lie」。

Ladies and gentlemen

新幹線では、”Ladies and gentlemen, welcome on board the Tohoku Shinkansen”のように「Ladies and gentlemen」が使われていたように記憶しています。最近は新幹線に乗らないので今どうなっているのかは分かりません。

2017年にニューヨークとロンドンの地下鉄の案内では「Ladies and gentlemen」は「禁止用語」になったそうです。LGBT(lesbian, gay, bisexual, transgender)に配慮してのことと解説されています。代りに「passengers」「everybody」などのジェンダーに関係のない言葉が使われているようです。

東京オリンピック・パラリンピックは開催されるかどうか現時点では不透明なところがありますが、開催されれば「皆さま、・・・です。お立ち下さい」的な場面があると思います。この場合「Ladies and gentlemen」を使うのかどうかは検討しておいた方がよいと思います。

交通機関に関しては「Ladies and gentlemen」は、個人的には「仰々しい」感じがしますし、子供も乗っているので「passengers」がいいのではないかと思います。

kick back

我々は「キックバック」を通例「リベート」の意で使っていますが、文字通りのイメージは「蹴り返す」です。The officer received kickbacks from the drug dealer.
「kickback」(名詞)には「(銃の強い)反動、予期せぬ反発」の意もあります。

「kick back」は動詞としては色々な意味になりますが何れも「蹴り返す」イメージです。
自動詞として:
蹴り返す、逆襲する(仕返しをする)
(銃などが発射の反動で)跳ね返る
(病気などが)ぶり返す
休憩する、くつろぐ(椅子にもたれる際の仕草から)
袖の下を渡す

他動詞として:
(利益・賃金)を手数料・リベートとして割り戻す
(盗品)を返す⇒やくざの世界の表現として1926年頃までに使われ始めました。

Archives
記事検索
livedoor プロフィール

eigoakahige

Categories
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ