「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

Thank You for Visiting Me! 「英語赤ひげ先生」による「知っている英語」を「使える英語」にするための「理論」と「教材」を一挙に無料公開しています。

英語

「He caught me by the arm.」と「He caught my arm.」の違い

「He caught me by the arm.」は「彼は私の腕をつかまえた」と訳され、後者との違いは大抵次のように説明されています。
『caught me by the armもcaught my armも人の手(腕)を掴むという表現だが、前者は関心の対象が「私」にある。「私の一部としての腕」を掴むという事を意味する。それに対して後者は関心の対象は手そのもの』
「米語ではあまり意味に差がない」と解説してある本もあります。

著者は「He caught my arm.」という英語には違和感を感じます。それは「catch」という動詞が英英では「to stop and hold a moving object, especially in your hands」と定義されているように「動いている対象」を「とらえる、つかむ」イメージを与えるからです。「動いている私の手をつかむ」と日本語で聞いたらどんな情景が思い浮かびますか。「手を上げて暴れている私の腕を警官がつかんで何もできないようにした」情況とか「私の片腕が切り落とされて(或いは私のマネキンの片腕が取り外されて)放り投げられたところ、誰かが地上に落ちる前にキャッチした」情況が思い浮かびます。著者は、「彼は私の腕をつかまえた」という場合には、「He caught me by the arm.」を使うべきだと思っています。

George W. Bush の文法力

次は2007年9月26日のライター通信のニュースです(写真の説明)。

President George W. Bush talks, surrounded by children from Public School 76, in New York, September 26, 2007. Offering a grammar lesson guaranteed to make any English teacher cringe, Bush told the group of school kids on Wednesday: ''Childrens do learn.''

アメリカには副大統領在任中に小学校を訪問した際、「potato」(じゃがいも)のスペルを「potatoe」と誤ったり(これはテレビの同時放送。アメリカ人をビックリさせました)、「ラテン・アメリカ諸国ではラテン語が話されている」などの発言を連発し、これらを理由として1991年にイグノーベル賞が贈られた人もいますが(クエール氏)、このGeorge W. Bush の文法の誤りにはビックリです。彼は名詞の複数形は全部「s」がつくと思っていたのでしょうか。アメリカの子供たちが「best」の代わりに「bestest」というのは時々耳にしましたが、「childrens」は初めて目にしました。トランプさんもこんなミスはしていません。

AI同時通訳、五輪までに実用化

今朝の日経。
政府は2020年の東京五輪・パラリンピックをにらみ、人工知能(AI)を使う同時通訳システムを実用化する方針だ。スマートフォン(スマホ)に日本語で話しかけると、その場で英語、中国語など他言語に訳して音声で出力。相手の言語も通訳してくれる。「デイープラーニング(深層学習)」と呼ぶ最新技術が通訳の精度を飛躍的に向上させており、実用化されれば日本人の外国語への苦手意識解消に役立ちそうだ。

人工知能(AI)を使う翻訳の実力を見定めるべく、上記の日本語を「グーグル翻訳」にかけてみた。結果は次の通り。
The government intends to put a simultaneous interpretation system using artificial intelligence (AI) into practical use, looking at the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games. When speaking to Japanese on a smartphone (smartphone), it translates it into other languages such as English, Chinese, etc. on the spot and outputs it by voice. It also interprets the other's languages. The latest technology called "deep learning (deep learning)" dramatically improves the accuracy of interpreters and it seems to be useful for solving Japanese's difficulty in foreign languages if it is put into practical use.

上記の英語を「グーグル翻訳」にかけると次の通り。
政府は、2020年の東京オリンピックとパラリンピックの試合を見て、人工知能(AI)を用いた同時通訳システムを実用化する予定である。 スマートフォン(スマートフォン)で日本語を話すときは、その場で英語、中国語などの他の言語に翻訳し、音声で出力します。 他の言語も解釈します。 「ディープ・ラーニング(ディープ・ラーニング)」という最新の技術は、通訳の精度を飛躍的に向上させ、実用化されれば日本語の難しさを解決するのに役立つようです。

「にらみ」を「考慮して」に置き換え、「スマートフォン(スマホ)に日本語で話しかけると」の「日本語で」を先頭に持ってくると「ほぼ完全」になります。「デイープラーニング(深層学習)」と呼ぶ最新技術を使えば、極めて近い将来に「日本語」さえしっかりしていれば、実用化しても全く問題ないと考えます。

Considering the Tokyo Olympics and Paralympic Games in 2020, the government plans to put a simultaneous interpretation system using artificial intelligence (AI) into practical use. When speaking to a smartphone (smartphone) in Japanese, it translates it into other languages such as English and Chinese on the spot and outputs it as voice. It also interprets the other's languages. The latest technology called "deep learning (deep learning)" dramatically improves the accuracy of interpreters and it seems to be useful for solving Japanese's difficulty in foreign languages if it is put into practical use.

音声認識の正確性は分かりませんがが、日本語については音節(人間が通常認識する音の最小単位)が120程度なので、ディープ・ラーニングで音のデータが蓄積されていけば全く問題なくなるでしょう。

著者は、30年前に「英語」を仕事にした時に、機械翻訳を勉強したことがありますが、今日の姿は全く想像できませんでした。スマートホンがあれば海外旅行は全く問題ないでしょうし、仕事でのメールも、日本語さえしっかりしておれば翻訳も全く問題ないでしょう(上記の例を参照下さい)。学校での英語教育の必要性も含めて抜本的な見直しが必要です。本当に驚きました。これから必要なのは「論理的な日本語が書けて、しゃべれるか」になるでしょう。英語より国語の重要性が増すのは目に見えています。

教員の6割「英語自信ない」

mpi松香フォニックス(東京)が2月、全国の現役小学校教員206人に英語力を聞いたところ、6割超の教員が苦手意識を持っていたという報道がありました(3月6日付け日経朝刊)。

2020年度から小学校で英語が教科化される見通しの中、英語授業の質を保つために必要なことを複数回答で聞くと、
(1) 苦手な教員でも授業運営できる教材の開発
(2) 外国人の指導助手(ALT)の増員
(3) 研修の充実
などを求める声が目立った。

感想を述べてみたいと思います。

先ず、今の小学校の先生のほとんどが、将来自分で英語を教えなければならないであろうと予想して教員になったのではないと思います。苦手意識を持っている先生には大変な負担だと思います。

その上で、上記3つの要望で一番現実的で効果のあるのは(1)だと思います。
その理由:
(2)の「外国人の指導助手(ALT)の増員」は過去、中学・高校での長年の経験から、旨くいかないことは立証されています。ALTは「発音」は出来ますが、過去の経験上日本人の生徒にはほとんどの場合旨く教えられません。ALTという発想になるのは発音の苦手を代替してもらうという意識でしょうが、今は工夫さえすれば他の手段(テープ等)で十分補えると思います。

(3) の「研修の充実」は「王道」ですが、時間と費用の問題から「全員」が「自信を持って」教えるレベルになるのは「夢物語」と思います。

消去法で(1)の「苦手な教員でも授業運営できる教材の開発」が現実的でしょう。著者は前から「国家プロジェクト」で取り組むべきだと声を大きくして叫んでいますが、実現していません。後は、英語の教科書を買って欲しい教科書会社に期待するだけです。多分、先生の「虎の巻」の形になると思いますが、発音の部分は文明の利器を利用し、苦手な教員でも自信を持って授業運営できる「おまけ」があれば、先生たちはその会社の教科書を採択すると思います。著者は約30年間社会人を相手に英語を教えていますが、授業で教えることは一言一句全部書きだしたものを手にもって授業に臨んでいます(英語の発音はキチンと出来ますが、授業で使う単語は念のため全て発音記号を書き出します)。

文科省が示した年間指導計画素案の学習例について(英語)

筆者は基本的には「小学校における英語教育」には反対ですが(短時間の授業では効果は極めて少ない。他の教科に振り向けるべき)、やるからには「生徒には間違ったものには触れさせない」ことには留意して欲しいと思います。

1月31日の日経朝刊から危惧する部分:
小4: 買い物の場面で食材のやり取り。
(supermarketで)
What do you want?
I want
・potato
・corn
・beef
・fish

危惧すること:
“What do you want?” という質問に “I want potato.”を無条件にOKするのではないか?
「食材」と銘打っているのは、以下のような「いちゃもん」をつけられた場合の逃げ道でしょうか。「粉末でも、サラダでも、ジャガイモの形をしていても、とにかく食材としてのポテトが欲しい」は、普通はないと思いますが・・・。

日本語では「何が欲しいのですか?」という質問は今のスーパーはセルフですから基本的にはないと思いますが、それは置いておくにしても、日本語では「ポテト」が自然です。それを「I want」と「主語」「動詞」を言わせるのは極めて大切ですので、これは必須。問題は、日本語では「ポテト」でOKなのが、英語の文章の中では「potato」「a potato」「the potato」「potatoes」「the potatoes」「some potatoes」のように名詞は「限定詞(無冠詞を含む)」がついて初めて具体的な意味をもちます。普通は「I want・some potatoes.」「I want・some corn.(不可算名詞)」「I want・some beef. (不可算名詞)」「I want・some fish.(単複同形)」でしょう。これを小4でやるの?という疑問があります。“I want potato.”と間違ったものには触れたまま、かなりの間放置するのは将来大きなマイナスに働きます。

小6 夏休みの思い出を発表する場面:
I went to
・ocean
・mountain
に対しても同じ危惧を抱きます。「言語習慣」で通例は次のようになります。
I went to ・the ocean
・the mountains
「私は箱根に行きました」は “I went to Hakone.” です。

実際の指導要領は、少なくとも以上を認識した上で作成して頂きたいものです。
記事検索
livedoor プロフィール
Categories
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ