「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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コラム

パット(putt)

ゴルフで「今日は3パット(putt)が何回もあった。スコアがまとまらないのも当たり前だ」とか「松山選手が4パット2回」などと言います。グリーン上のボールをホールの方へ打つことを言います。

よく似た発音の1つに「pat」があります。こちらは「(手のひらで)軽くたたく」の意です。人の名前で「Pat」もあります。男の場合は「Patrick」、女の場合は「Patricia」の愛称です。「St Patrick's Day」というのがあります。アイルランドの聖人の名前ですが、この日は「緑」色の何かを身につけてお祝いします。「緑」はアイルランドの色なのです。私の好きな「ダニーボーイ」もアイルランド民謡です。

もう1つが本当は「パッド」と発音するのですが「パットを当てる」のように使われる場合がある「pad」です。「詰め物」「ひざ当て、肩あて」「(服の形を整えるための)パッド」「生理用ナプキン」等お馴染なものです。

ゴルフで通常のコースを外れた方にボールが行った時「フォアー」と大声を出します。「球がそっちに行くぞ!気をつけろ!」の意味ですが、こちらは「before」の語頭が消失した「fore」です。「for」ではありません。

今回は「日本人には似たような音で意味が異なる語」のほんの一部の紹介でした。

クラフト(craft)

昨日の日経新聞広告に「クラフトバーボン」というのがありました。

そう言えば著者の所属するテニスクラブのビールも「Craft Beer」です。

サントリーのネット上の説明では「クラフトバーボンとは、厳選した最上級の原料をはじめ、仕込みから蒸溜、貯蔵までつくり手の特別な意図や思想が色濃く反映されたバーボンのことを言う」とあります。

「craft beer」の方はウイッキペデイアによると「クラフトビール」とは『「職人技のビール」、「手作りのビール」などを意味する表現で、大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられる概念。日本語では、英語の発音に近づけてクラフトビアと呼ばれることもある』とあります。ジーニアス英和大辞典(電子辞書版)では「地ビール」の訳語が出ています。

「craft」を辞書で調べると、最初に「(手の技術を要する)仕事、商売、職業:技術、技巧、巧妙さ:手工業:手工業(品)」の訳語が出てきます。

「クラフトバーボン」にしろ「クラフトビール」にしろ「手作り」、従って「小規模」のイメージです。

「craft」には他に次のような意味もあります。
同業組合、ギルド
悪知恵、狡猾(例文:He knew how to win by craft and diplomacy what he could not gain by force.)
飛行機(aircraft)、(小型)船舶(例えば hovercraft)、宇宙船(spacecraft)

「staff」補注

暫く前に『(「スタッフ」で)よく知られているのが「編集スタッフ」とか「教授スタッフ」といった使い方がされるものです。英語では「staff」ですが発音は英では「スターフ」です。「職員、部員、局員、社員」又はそのまま「スタッフ」の訳語が与えられています。但し、「職員、部員、局員、社員」「スタッフ」は「数えられる」イメージを持ちますが、英語の「staff」は数えられません。「police」が数えられないのと同じように「機能」を重視した言葉だからです。「1人のスタッフ」と言いたい場合には「a staff member」としなければなりません。』と書きました。

上記の記述から『「staff」は数えられない単語だから「staffs」という言葉はない』と推測された方もいるかと思いますが「staffs」はあり得ます。

先日の「トランプさんと金委員長の米朝会談」についてトランプさんが発信した「ツイッター」に「meetings between staffs and representatives」という表現を見つけました。著者も一瞬「?」と思いました。失礼ながらトランプさんがミスをしたのではないかと思い、たまたま状況してきた息子(アメリカで小学校・中学・高校・大学を卒業)に聞いてみました。

「アメリカ側のstaffと北朝鮮側のstaffが会談したのだからstaffsとするのが正しい。peoples と同じ扱い」と教えてくれました。著者も「peopleが民族の意味で使われる時は複数形がある(Aborigines are one of the original peoples of Australia.)」と本ブログに書いた記憶がありますが、1つ1つの固まりとして「people」を捉えるなら、そういう固まりがオーストラリアには沢山あったハズですから「peoples」も納得がいくと改めて感じました。辞書を改めてよく見てみると「staffに複数形がある」ことは記述されていますが、「people」と違い、その例が記述されていません。「staff⇒数えられない」という思考回路から「複数形のstaffとは?」の回路を辿れば正解に辿りつけたハズと又1つ勉強しました。

スリル(thrill)

日本語の「スリル」は「冒険小説でスリルを味わう」「スリル満点」(広辞苑)のように「さし迫る危険の中に感じる楽しさ、ひやひやする気持ち。ぞっとする感じ」意味(広辞苑)で使われます。

英語の「thrill」は勿論上記の意味でも使われますが、もう少し使われる幅が大きくて「(喜び・感動などで)ぞくぞく・わくわくすること」の意でも使えます。ニュアンスが近い言葉は「excitement」。「動詞」としての使い方もあります。「thrilled」は形容詞。

For additional thrills laser light shows illuminate the bridge in the night. (さらにわくわくすることにはレーザー光が夜空に橋を照らし出してくれる)
the thrill of talking with the President (大統領と話をする感激)
Big thrill! (なーんだ、つまらん)⇒反語用法。
the thrill of the chase (欲しい物=特に性関係を追い求めることから来る楽しみと興奮)
He was thrilled at/by the invitation.(彼は招待されてうきうきしていた)
He was thrilled to hear about their arrival at the summit. (彼らが頂上に到達したことを聞いて彼は興奮した)
次はエリザベス・テーラーが称号を授かった時の喜びの言葉です。
This is the highest, the peak of my life. I’m so thrilled.(わくわくしています)。

フィールド(field)

日本語でも「フィールド競技」とか「インフィールド・フライ」という言葉はよく耳にします。

「陸上競技」は「track and field」といいますが「走る」ところは「track」で、その「track」に囲まれた内側が「field」です。「インフィールド・フライ」の「インフィールド(infield)」は「内野」のこと、外野は「outfield」。「農家の周辺の畑、耕地」は「(infield)」、「農家から離れたところにある畑、土地」は「outfield」。

「field」は「広々とした野原」の意の他、「垣・溝などで仕切られた畑、田、牧草地」を意味します。後者はフェンス等で「仕切られた」イメージがあります。このイメージを応用して「flying field」は「飛ぶための地面」⇒「小飛行場」、「landing field」は「発着場」の意になります。

「研究などの分野、領域」も「field」ですが「境界」を伴ったイメージです。

米では「囲いのない放牧場」は「range」といいます。ゴルフの「打放し練習場」のことを「driving range」といいますが、本来は「囲い」のない、だだっ広い野原がイメージされます。日本では「鳥かご」式の「打放し練習場」もありますが「driving range」本来のイメージではありません。

「range」は動詞で「歩き回る」の意がありますが「Texas Ranger」は昔の「テキサス州の騎馬パトロール隊」のことです。西部劇によく出てきます。
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