「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

Thank You for Visiting Me! 「英語赤ひげ先生」による「知っている英語」を「使える英語」にするための「理論」と「教材」を一挙に無料公開しています。

ゴルフ

英語あれこれ(57)

(57) “I like an apple.” はオカシナ英語だと読んだ記憶があります。一方で “A dog is a faithful animal.” はOKとも読んだ記憶があります。何故ですか?

「a/an + 普通名詞」は「世の中に沢山あるその普通名詞の表すものを1つ取り出す」イメージです。“I like an apple.”は「私は好きだ」「世の中に沢山あるリンゴを1つ(が)」のイメージになってしまいます。「私はリンゴが好きだ」という場合、頭の中で認識するリンゴは複数のハズですから “I like apples.” と無冠詞の複数形が自然です。 “I like the apples.” と「the」をつけると「the+複数形」は「全部を特定する」ので「私は好きだ」「そのリンゴ達全部(が)」のイメージになってしまい不自然です。

一方“A dog is a faithful animal.” は最初に「A dog is」と「A dog」が主語になっています。英語でのコミュニケーションでは、基本的には、主語は話し手(書き手)が聞き手(読み手)も知っているだろうと思うもの(既知情報)を持ってきます。それなのに「A dog」と「世の中に沢山いる犬を一匹取り出す」ということは「どの犬でも」の意識だからです。“A dog is a faithful animal.” は「世の中に沢山いる犬のどの犬を取り出しても」「忠実な動物だ」というイメージになるのでOKです。勿論 “Dogs are faithful animals.”もOKです(任意に取り出した複数の犬達は忠実な動物たちだ→犬は忠実な動物だ)。

言葉は頭の中の絵(イメージ)を相手に伝えるための道具ですから、頭の中の絵(イメージ)をよく見てそれを表すに相応しい「a/an」「無冠詞の複数形」「無冠詞の単数形」「the」を選択する必要があることを教えてくれる例だと思います。

「何を飲みますか」

先日、日本語から直接英語に翻訳したら危険である、という趣旨で「AのB」をブログに掲載しました。今回も同じ立場に立ったコラムです。

著者がアメリカに駐在していた頃、よく食事に呼んだり、呼ばれたりしました。その際、必ずと言っていいほど聞いたり、聞かれたりしたのが「何を飲みますか」という質問です。この場合の「何を飲みますか」は、時制(過去・現座・未来)を意識して頭の中の絵(イメージ)をよく見れば「これから何を飲みますか」になりますので、英語では “What will you have/drink?”(「have」は「持っている」という意味の他、「食べる、飲む」の意でも使えます)。

しかし、我々日本人は「何を飲みますか」を文字通り直訳して“What do you have/drink?”とやってしまうことがよくあります。しかし「食べる、飲む」という動詞は「行動・行為・動作」を表しますので、このような動詞が現在形で使われる場合には英語では「繰り返しの習慣」を表す約束です。従い、“What do you have/drink?”は「あなたはいつも何を飲んでいますか」の意になります。

この延長線上で「・・・している」という日本語を英語にする場合も要注意です。「今この時点で・・・している」なら現在進行形、「繰り返しの習慣」ならば(例えば、「私は(紙の辞書ではなく)電子辞書を使っています」)現在形を使います(I use an electronic dictionary.)

「love(愛している)」「belong(属している)」「like(好きである)」のような動詞は通例進行形にはなりません。動詞そのものが「・・・している」という状態を表す言葉だからです。所謂「状態動詞は進行形にならない」ということです。もし進行形で使われるなら上記の日本語のような意味とは異なる使い方です。例えばマックの世界共通宣伝の「I’m loving it.」は、文法的には「間違って」いますが、日常会話では使われているようです。但し、進行形ですから「今現在それに接して愛している」イメージがあります。おいしそうにマックを頬張っている姿が目に浮かびます。しかし粋がって “I’m loving you.” というのは避けた方がよいでしょう(進行形ですから一時的なイメージ)。

日本では「状態動詞」「動作動詞」という分け方をしていますが、これは英語の「static verb」「action verb」を「直訳」したものです。しかし「action」は「動作」の意だけではなく「行動(QCでは「Plan」「Do」「Check」「Action」が使われます)「行為」の意もありますので「アクション動詞」と呼び方を変えた方が実用的だと思われますが如何。

ゴルフの「てんぷら」は英語で何と言うか?

風薫る5月になりました。早速ゴルフに行ってきました。日本のゴルフ用語は「純正英語」あり「和製英語」「純正日本語」ありで面白いです。昨日経験したものの中からいくつかをご紹介(これ以外の表現もあるかも知れません)。

(1)「てんぷら」:「てんぷら」そのものがポルトガル語から来ていますが、英語では「ballooning」。「ballooning」は本来「(スポーツとしての)気球乗り」の意ですが、気球に乗って真っ直ぐ上に上って行く様がゴルフの「てんぷら」と同じイメージになることから使われだしたものと思われます。

(2)「目玉」:「plugged lie/buried lie」。「lie」は既に日本語化したゴルフ用語で「ライの状態が良い・悪い」のように使われています(「物のあり方、位置、方向、土地の様子・傾き」の意)。「plugged」は「(穴などが)ふさがった、詰まった」の意ですのでバンカー内でボールが砂に埋まって、丁度穴を塞いでいるように見えるからでしょう。「buried」は「埋められた」の意ですから、文字通りボールが砂の中に埋められたイメージです。「目玉焼き」は「sunny-side up (egg)」。

(3)「アゲンストの風で」:「with wind against」または「into the wind」。「with wind against」は文字通り「アゲンストの風で」の表現。「into the wind」は「風の中に(向かって打つ)」イメージです。「アゲンストの風」と名詞なら「head wind」。

(4)「フォローの風で」:「with wind behind」または「downwind」。日本語では「フォローの風」と言いますが英語では「後ろの風」の表現。「downwind」は文字通り「追い風で」の意。「フォローの風」と名詞なら「tail wind」。サッカーの試合などでサイドを決めるのにコイントスを行いますが「表」が「head」、「裏」が「tail」。

(5)「フックライン」:「right-to-left (putt)」「break (right to) left」。野球で「ブレーキ鋭いスライダー」のように言いますが、この「ブレーキ」は「break」。

(6)「スライスライン」:「left-to-right (putt)」「break (left to) right」

(7)「結果オーライ」:「good miss」。「ミス」は「ミス」でも「良いミス」とは上手い表現ですね

「スル―・ザ・グリーン 6インチ リプレイスOK」

昨日ゴルフをしてきました。

ゴルフでは、原則としてボールを「あるがままの状態」で打たなくてならないが、ローカル・ルールとかプライベートなプレーの場合には表題のような「取り決め」になることがあります。これについて思いつくままに書いてみます。

これはパッテイング・グリーン、ハザード(バンカー、池)を除いて、ボールを拾い上げて、6インチ(約15センチ)以内に置き直しができるというものです。

「スル―・ザ・グリーン」は英語では「through the green」。「green」は「緑、緑色」「草地、緑地」を意味しますが、テレビの放映で「・・・がグリーンに上がって来ました」というような放送があるように「パッテイング・グリーン」も意味します。

従い「through the green」は直接的には「草地のいたるところで」の意味になるので、ハザード(バンカー、池)が除かれるのは納得できます。

「through」は「通り抜けて」「初めから終わりまでずっと」の意味。「Monday through Friday」は「月曜日から金曜日まで(金曜日を含む)」。「Monday to Friday」は「月曜日から金曜日まで(金曜日を含むかどうかはハッキリしない)」。

「through the green」に「フェアウエーとラフで」という訳語を付けている辞書もあります。

「green」についてはアメリカでは「緑、緑色、青」のイメージから「お金」を意味することもあります(お札の印刷が緑色)。

余談:交通信号の色は国際的に「赤、緑、黄」と決まっていますが、日本では「青信号」と呼びます。緑色なのに「青りんご」、緑色の野菜を「青菜」と呼ぶなど言語習慣は面白いですね。

ウッドの名称

ゴルフクラブを呼ぶのに「アイアン」の場合、日本では「1番アイアン」「2番アイアン」「3番アイアン」「・・・」と規則正しく呼ぶので分かり易いが、「ウッド」の場合は「1番ウッド」「2番ウッド」「3番ウッド」「・・・」と規則正しく呼ぶ場合と「ドライバー」「スプーン」「クリーク」等と別名で呼ぶ場合とがある。

先日も英語の生徒さんから「何故このような名前があるのか?」という質問を受けたので調べてみた。尚、昔は「ウッド」は「柿の木」で出来ていましたが、現在では「木製」の「ウッド」は、お目にかかることは先ずありません。

対応は次の通り:
「1番ウッド」:「driver」。最も遠くへ飛ばすことの出来るクラブ。語源が「を追いやる」のイメージを持つ「drive(運ぶ)」と結び付けて呼ばれるようになったものと推定されます。「driving range」は「打ちっぱなしのゴルフ練習場」のこと。

「2番ウッド」:「brassie/brassy」。昔2番ウッドのソールが真鍮(brass)の板でできていて、ネジで留めてあったことから。

「3番ウッド」:「spoon」。これは昔の3番ウッドのクラブヘッドの形状が似ているところから。

「4番ウッド」:「baffy」。スコットランドのバフィングスプーンという棒で地を叩く道具から来ているらしいです。「baffie」はスコットランドで「絨毯地のスリッパ」の意。

「5番ウッド」:「cleek」。スコットランドでは「大かぎ、大きな釣り針」を意味すので、形が似ているところからか。1番アイアンの別称でもあり飛ぶ距離は4番ウッドに相当しますので、対応がややこしいです(次を参照)。

しかし、「2番ウッド」を使う人はほとんどいないし、「spoon」「baffy」「cleek」はゴルフクラブのメーカーが「売る」ために付けた形跡もあり(例えば、著者の持っている「7番ウッド」は「Heaven Wood」と呼ばれています。多分「Seven」と「Heaven」と音韻を踏んだのでしょう)、日本以外ではあまり通じないかもしれません。「driver」以外は「アイアン」と同じような呼び方にした方が安全なようです。
記事検索
livedoor プロフィール
Categories
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ