(57) “I like an apple.” はオカシナ英語だと読んだ記憶があります。一方で “A dog is a faithful animal.” はOKとも読んだ記憶があります。何故ですか?
「a/an + 普通名詞」は「世の中に沢山あるその普通名詞の表すものを1つ取り出す」イメージです。“I like an apple.”は「私は好きだ」「世の中に沢山あるリンゴを1つ(が)」のイメージになってしまいます。「私はリンゴが好きだ」という場合、頭の中で認識するリンゴは複数のハズですから “I like apples.” と無冠詞の複数形が自然です。 “I like the apples.” と「the」をつけると「the+複数形」は「全部を特定する」ので「私は好きだ」「そのリンゴ達全部(が)」のイメージになってしまい不自然です。
一方“A dog is a faithful animal.” は最初に「A dog is」と「A dog」が主語になっています。英語でのコミュニケーションでは、基本的には、主語は話し手(書き手)が聞き手(読み手)も知っているだろうと思うもの(既知情報)を持ってきます。それなのに「A dog」と「世の中に沢山いる犬を一匹取り出す」ということは「どの犬でも」の意識だからです。“A dog is a faithful animal.” は「世の中に沢山いる犬のどの犬を取り出しても」「忠実な動物だ」というイメージになるのでOKです。勿論 “Dogs are faithful animals.”もOKです(任意に取り出した複数の犬達は忠実な動物たちだ→犬は忠実な動物だ)。
言葉は頭の中の絵(イメージ)を相手に伝えるための道具ですから、頭の中の絵(イメージ)をよく見てそれを表すに相応しい「a/an」「無冠詞の複数形」「無冠詞の単数形」「the」を選択する必要があることを教えてくれる例だと思います。
「a/an + 普通名詞」は「世の中に沢山あるその普通名詞の表すものを1つ取り出す」イメージです。“I like an apple.”は「私は好きだ」「世の中に沢山あるリンゴを1つ(が)」のイメージになってしまいます。「私はリンゴが好きだ」という場合、頭の中で認識するリンゴは複数のハズですから “I like apples.” と無冠詞の複数形が自然です。 “I like the apples.” と「the」をつけると「the+複数形」は「全部を特定する」ので「私は好きだ」「そのリンゴ達全部(が)」のイメージになってしまい不自然です。
一方“A dog is a faithful animal.” は最初に「A dog is」と「A dog」が主語になっています。英語でのコミュニケーションでは、基本的には、主語は話し手(書き手)が聞き手(読み手)も知っているだろうと思うもの(既知情報)を持ってきます。それなのに「A dog」と「世の中に沢山いる犬を一匹取り出す」ということは「どの犬でも」の意識だからです。“A dog is a faithful animal.” は「世の中に沢山いる犬のどの犬を取り出しても」「忠実な動物だ」というイメージになるのでOKです。勿論 “Dogs are faithful animals.”もOKです(任意に取り出した複数の犬達は忠実な動物たちだ→犬は忠実な動物だ)。
言葉は頭の中の絵(イメージ)を相手に伝えるための道具ですから、頭の中の絵(イメージ)をよく見てそれを表すに相応しい「a/an」「無冠詞の複数形」「無冠詞の単数形」「the」を選択する必要があることを教えてくれる例だと思います。