「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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発音

発音記号は何故 […]に入れて記されるのか

語(word)は通例数個の音(sound)から成り立っています。その音を表すのに用いられるのは通例万国音声学会が制定した万国音標文字(国際音声記号)です。この音標文字は1字1音を表します。1字1音を表しますので同字異音、異字同音、数字1音、1字数音ということは絶対にありません。その意味で普通の文字(英語ならアルファベット)と区別するため、万国音標文字はすべて[…]に入れて記されるのです。

この個々の音が単独で発音されることは日常生活では極めて希で、通例は母音の前後に子音がついて発音上の単位である音節(syllable)を構成します。音節の切れ目は通例見出し語の中で「●」又は「-」で示されます。

どんな語でも1語を単独で発音する場合には、ある音節が他の音節よりも強く発音されます(アクセントが置かれる)。通例「'」で表示されます。昔の英和辞典では1語1音節の場合は、この「'」が表示されていませんでしたが、今は親切に全部表示されています。但し、文として発音される場合には「冠詞」「前置詞」等は通例アクセントが置かれずに、前後のアクセントが置かれる語につながって、その一部のように発音されます。辞書に「強(形)」「弱(形)」の両方の表示がある場合には、通例は「弱(形)」で発音されます。

辞書を引く時に、一度確認してみて下さい。

「l」と「r」の発音

「l」の発音は「舌を上の歯ぐきにつける」、「r」は「舌をどこにもつけない」ことはほとんどの方が知っておられると思いますが、問題は「どうやって」その形をつくるかです。

いくつかの方法をご紹介。

「l」:‐紊鮓いて発音する◆l」を発音する前に「(ヌ)」を発音する形を作る
「r」:,△瓦魄いて下を向いて発音する◆r」発音する前に「(ウ)」を発音する形を作る

△砲弔い討蓮light」は「(ヌ)ライト」、「right」は「(ウ)ライト」ということです。トライしてみて下さい。

ファースト・ペンングイン

数日前のNHK朝ドラ「あさが来た」の中で、主人公あさがディーン・フジオカが演じる五代に「first penguin になって下さい」と流ちょうな英語発音を交えて言われるシーンがありました。

「最初のペンギン」
氷原の真ん中に、穴が開いていると、ペンギンたちは穴の周りにたくさん集まってきます。しかし、集まるだけで最初は何もしません。周りの様子を見ているだけです。なぜかと言うと、穴の中にはペンギンにとって天敵であるアザラシがいるかもしれず、迂闊に飛び込めないためです。そんな中で飛び込むペンギンがファーストペンギン(最初のペンギン)であり、そのペンギンが無事戻ってくるのを確認するまでは決して他のペンギンは飛び込まないそうです。

真偽のほどは著者には不明ですが、英語圏で「First Penguin(最初のペンギン)」というと、勇気をもって新しいことにチャレンジする人のことを指すそうです。

「penguin」の発音は「ペンギン」よりも「ペンングイン」に近いです。自動車の「ジャガー」は「ジャグワー」に近い発音になります。日頃「英語」だと思って発音している単語でも辞書で確かめると新しい発見がよくあります。

母音を美しく

この表題で昨日の日経の夕刊「あすへの話題」欄で、日本気象予報士会元会長の石井和子さんが書いておられました。

日本語はすべて「あいうえお」の母音に子音がついてできている。だから、この母音の発音がきれいでないと日本語はきれいに聞こえない、という趣旨であったと理解しています。石井さんはネットで調べてみると元アナウンサーだったので言葉に人一倍敏感なのだと感心しました。

筆者は日頃「英語回路構築トレーニング」なるものを社会人相手に行っていますが、もう少し専門的な見地から若干解説を加えてみます。

『日本語はすべて「あいうえお」の母音に子音がついてできている』
人間が通例認識できる音の最小単位のことを「音節」といいます。例えば「か」という音はローマ字表示では「ka」ですが「k」と「a」というこれ以上細分化できない「音素」からできています。「き」は「k」と「i」でできています。日本語の音の特色は、全ての音節が「あいうえお」の母音で終わるということです(「ん」は例外)。「sa-ku-ra sa-ku-ra sa-ku-ra ga sa-i-ta」と発音します。ですから、母音を「正しく(美しく)」発音しないならば、それはもはや「正しい(美しい)」日本語の音ではないということです。石井さんが書いておられるように「音」を商売にしている「俳優やアナウンサー」の養成プログラムには母音の発声練習が大切な要素として組み込まれているのは大いに納得できます。

『正しい(美しい)英語をしゃべるには』
一方、英語の音節は必ずしも母音で終わるという保証はありません。むしろ子音で終わることの方が多いですし、母音が2つつながって終わる所謂「二重母音」もあります。「sa-ku-ra sa-ku-ra sa-ku-ra ga sa-i-ta」が「sak-u-ra sak-u-ra sak-u-ra ga sai-ta」の音節の区切りになることがあるということです。例えば「business」。日本人は日本語を読むように「bu-si-ne-ss」と音節を認識し、夫々に五十音を当てはめ「ビ・ジ・ネ・ス」(4音節)と発音しがちです。英語の音節は「busi-ness」(2音節)ですので五十音を当てはめはめることはできません(あえて表記すれば「ビz・ネs」)。「family」の音節の区切り方は「fam-i-ly」で「-i-」は発音されずに「ファムリ」のように発音されることもあります。正しい(美しい)英語をしゃべるには、先ず英語の音節を意識することが大切で、且つ英語の単語を音節毎に発音する練習がかかせません。

もう1つ我々日本人が英語を美しく発音するには「rについてはイギリス読みに徹すること」即ち「rの後に a,i,u,e,o がなければ一切発音しないこと」を挙げることができます(単語の最後の「e」は米音・英音とも発音しません)。どうも多くの方が「rは全て巻き舌」という誤解をされているようです。「airport」は「ai-pot」と認識し「エア・ポーt」(2音節)で十分正しい(美しい)発音です。「car」は「カアー」ではなく「ca」と認識し「カー」をお勧めします。

日本の英語教育における大勘違いー「r」の発音

「r」の発音といっても「l」と「r」の発音の違いの話しではありません。

日本人はどうも英語の「r」の発音は「巻き舌」と勘違いしているフシがあります。学校でそう教えられたとか、語学学校の教材にそう書いてあったという人もいます(「r」の発音は「巻き舌」ではなく、舌をどこにもつけずに発音します。treeの様に一瞬舌が上あごを叩くことはあります)。しかし、著者がここで取り上げたいのはこの問題でもありません。

指摘したいのは『「英音」ではスペルに「r」の後にa, i, u, e, o がなければ「r」は「全く」発音されない。「米音」では「必ず」発音する』『「英音」でも「米音」でもスペルの最後の eは「全く」発音されない』ということです。

日本人は日本語を話すとき、「ら、り、る、れ、ろ」を発音する時に、実は「ra, ri, ru, re, ro」と「la, li, lu, le, lo」を区別することなく使っています。従い、「l」と「r」の発音は日本人にとっては区別が非常に難しいのです(引き取れない音は発音できないし、発音出来ない音は聞きとれない)。この難しい「r」の発音をしなくてもよいならば、そちらの道を選択するのが賢明だと考えます。

次に「米音」と「英音」の区別を例示しますので、どちらの発音が自分にとって易しいかやってみて下さい。「@」を「e」を逆さまにした「曖昧母音」の代わりに使っています。最初が「米音」で次が「英音」です。

car:[ka:r] / [ka:]
park:[pa:rk] / [pa:k]
here:[hi@r] / [hi@]⇒最後のe は発音されないので r の後は母音がないのと同じ。
tear(名詞):[ti@r] / [ti@]
warm:[wo:rm] / [wo:m]
horse:[ho:rs] / [ho:s]
care:[ke@r] / [ke@]⇒@は「ア」の感じがしも「r」を発音していると勘違いしないで下さい。
work:[w@:rk] / [w@:k]
tour:[tu@r] / [tu@]
poor:[pu@r] / [pu@]
ef-fort:[ef-@rt] / [ef-@t]⇒実際の発音では「f」と「@」はくっついて発話されます(リエゾン現象)
par-tic-u-lar:[p@r-tik-j@-l@r] / [p@-tik-j@-l@]⇒「j」は半母音なので実際の発音は「k-j@」は繋がって発話されます。
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