「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英単語

ピンチヒッター(pinch hitter)

引っかけ質問で「ピンチヒッターは和製英語か正しい英語か」と質問したら、大抵の人は「和製英語だ」と答えると思いますが、「ピンチヒッター」はれっきとした「正しい英語」です。

「ピンチランナー(代走)」は「pinch runner」、「代打ホームラン」は「pinch/pinch-hit homer」です。

現代野球では「ピンチヒッター」ではなく「チャンスヒッター」のイメージですのでイメージが逆です。

何故なのかについて著者は確かな情報は持っていませんが「昔は病気・怪我以外では代打・代走は使えなかった。正しく味方のピンチの時にのみ許された」という説をネットで見つけました。ご参考まで。

「pinch-hit for …」で「・・・の代役を務める」の意になります。

キャピタル(capital)

広辞苑(電子辞書版)によると「キャピタル」の意味は
首都。首府。
元金。資本。
頭文字。大文字。花文字。
と出ています。

英語の「capital」には上記の意味の他「(産業などの)中心地」と言う意味もあります。「the modern capital of the automobile industry」は「自動車産業の現代の中心地」の意味となります。

我々にお馴染の「capitalism」は「資本主義」と訳されています。広辞苑(電子辞書版)による「資本主義」の定義では「封建制度に現れ、産業革命によって確立した生産様式。商品生産が支配的な生産形態となっており、あらゆる生産手段と生活資料として所有する資本家階級が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者階級から労働力を商品として買い、それの価値とそれを使用して生産した商品との差額(剰余価値)を利潤として手に入れる経済体制」となっております。マルクスの「資本論」を思い起こします。

一方「capitalism」は著者の英英では「an economic system in which a country’s businesses and industry are controlled and run for profit by private owners rather than by the government」。反対の概念が「socialism」です。「利益追求」「私有」がキーワードですので、どうも上記の「資本主義」の概念とは一致しないように思われます。

現在の中国の経済システムは「capitalism」なのでしょうか、それとも「socialism」なのでしょうか。「利益追求」という意味では、巷間、中国は「超資本主義」だと言われています。どうも古典的な経済理論では説明がつかないようです。

リタイア(retire)

日本語の「リタイア」は仕事関係では「現役を退くこと。引退」を意味します。スポーツの試合では「途中で棄権すること」の意で使います。英語の「retire」は動詞で「ある場所から退く・退かせる」イメージで、日本語より意味の広がりは大きいです。その意味では「スケジュール」とか「パーフォーマンス」と同じように外から入ってきた言葉の『部分活用系』に属すると言っていいでしょう。

「retire」は自動詞で「(・・・から)引き下がる、退く」の意で、家の中でで使えば「就寝する」の意になることが多いです。「retire to the lounge」なら「(食事後、談笑などのために)居間にさがる」の意。
「現役から引き下がる」の意で「(定年)退職する」の文脈でもよく使われます(「retire from the company」は「会社を定年退職する」。短期間働いた仕事を辞めるような場合は「retire」ではなく「quit one’s job」。

他動詞では「を解職・解雇する」⇒「be retired 」で「退職する」、「(紙幣・手形など)を回収する(「retire a note」は「1枚の手形を回収する」 )」、「(バッター)をうちとる」意になります。何れも「ある場所から退かせる」イメージですね。

セコンド(second)

我々は「セコンド」と聞くと「ボクシングの試合でラウンドとラウンドの合間に何かと指示を与えたり、介抱する人」を思い浮かべると思います。

英語では「second」で発音は「セカンド」です。同じ「second」でも野球では「セカンド」、ボクシングでは「セコンド」と日本語の対応は異なります。「iron」が「アイロン」になったり「アイアン」になったりするのと同じ現象ですが、何故そうなったのかを著者は知りません。

アメリカ発音とイギリス発音の違いの1つに「a」を前者は「ア」、後者は「オ」と読む傾向があります。白鳥は「swan」と綴りますが、我々日本人は「白鳥はタバコをスワン」と覚えたようにアメリカ発音を採用していますが、イギリス発音では「スウオン」のように聞こえます。「o」も同じ傾向にあります。「hot」は前者では「ハット」、後者は「ホット」のように聞こえます。

英語の「second」には2つのルーツがあって、1つはラテン語の「secundus」で「2番目の」で野球の「セカンド」もボクシングの「セコンド」もこの系列に属します。

もう1つはラテン語の「secunda (minuta)」で「2番目の(60分の1)」で「1時間の60分の1は1分、その60分の1は1秒」といことで「秒」の意。こちらの方の日本語は「セカンド」「セコンド」の両方がありそうです。

フラット(flat)

英語の「flat」のイメージは「高低がない状態の」です。「パンクする」は「go flat」。

この「flat」の使い方は日本語でもかなりカバーしています。
「この土地はフラットだ」
「0秒フラット」⇒計測時間に端数がないことを意味します。
長期固定金利の住宅ローンに「フラット35」というのがありました。
楽譜で「シャープ」に対する「フラット」
集合住宅で「メゾネット」に対する「フラット(複数階にまたがらない住居)」
「フラット防止装置」⇒鉄道車両の車輪の異常磨耗防止装置。

上記は「高低がない」」⇒「変化がない」のイメージを応用したものです。この範疇に入るものとして次のような使い方があります。
「均一の」
「味が平板な」「(ビール・発砲飲料が)気の抜けた」。「The soda was warm and had gone flat.(そのソーダは気が抜けていた)」
「単調な」「抑揚のない」。「Her voice was flat and expressionless.」。日本語は英語に比べて「抑揚がない」と言われます。
「(商売が)不振の」。「The sales are flat.(売り上げが芳しくない)」
「(拒絶などが)きっぱりした」。「give a flat refusal(きっぱり断る)」
「(バッテリーが)上がった」「(電池が)切れた」
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