「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英単語

勇み足をする(overshoot oneself / overplay one’s hand)

安倍首相のお友達である加計学園の理事長が最近の記者会見で「事務総長の勇み足」という表現をしました。

「勇み足」は通常次の意味で使われます。
相撲で、相手を土俵際に追いつめながら、勢いあまって自分から先に足を土俵の外に踏み出すこと。
調子づいて、やりすぎたり、仕損じたりすること。「新任役員の勇み足の失言」

そうすると加計学園の理事長の「勇み足」の使い方は正しくはありません。なぜなら、加計学園の理事長が本当は安倍首相に会っていないという事実を知りながら愛媛県に対して「理事長特定の日に安倍首相に会って、首相から○○のお言葉を頂いた」と説明したのなら「勇み足」の範疇を越えています。責任逃れのための発言と取りました。何れ国会で野党から追及されるでしょう。

さて英語で「勇み足をする」を何と表現するか?
私の持っている和英では「overshoot oneself」(やりすぎて失敗する)
日米口語辞典(朝日出版)では「overplay one’s hand」(もともと、トランプなどで「(自分の手におぼれて)結局失敗してしまう」こと)。たんに「調子に乗りすぎる」なら「get carried away」。
Google翻訳では「take courage」⇒これは誤訳でしょう。

加計学園の理事長の「勇み足」を意訳するなら「作り話」の意の「made-up story」「invention」でしょうか。

ターレ(turret truck)

築地市場が閉鎖され、豊洲市場への移動に伴い「ターレ」の大移動が行われました。

著者は「ターレ」から英語のスペルを想像して辞書を引いてみましたが正解に行きあたりませんでした。

「ターレ」は実は「ターレットトラック」を短くしたもののようです。「ターレットトラック」は、日本の卸売市場をはじめ、工場や倉庫、鉄道駅の構内などで荷役用として広く利用されている運搬車の総称で、円筒形の動力部が回転する構造からこの名が付いた(Wikipedia)とのこと。日本人は言葉を短縮する天才のようです。

「turret」は次の意味で使われます。
壁とか建物(特に「お城」)の一番上に装飾用として飾られる小塔
戦車・軍艦などの回転式砲塔
△離ぅ瓠璽犬魃用した「(旋盤の)ターレット」「巻貝(turret shell)」

ブーム(boom)

スルガ銀行による不適切融資問題などの影響で投資用不動産向け融資を得るのが難しくなってきたため、個人による不動産投資ブームに陰りが出てきたらしいです。

英語の「boom」は色々な場面で使われます。

(1) ビジネスとか経済について使われると「にわか景気」の意。
a boom in car sales(自動車販売におけるにわか景気)
a war boom(軍需景気)

(2) スポーツとか音楽について使われると「にわか人気」の意。
The only way to satisfy the golf boom was to build more courses.

(3)「ブーン」とか「ドカン」などの爆発的な音
実は上記(1)(2)はこの擬音の連想から生まれた使い方です。「boom box」は「大型で大出力のラジカセ」のことです。これが語源。

(4)ウインドサーフィンのセイル操作用の取っ手

(5)川とか港口の流木留め

(6)映画とかテレビ撮影で一方の端にマイク・カメラなどを取りつけた可動式アーム

上記(3)(4)(5)は全て「棒状の構造物」です。(1)(2)(3)とは語源が異なり「beam(梁)」と同じ語源。

リゾート(resort)

日本語で「リゾート地」というと「風光明媚で、のんびりとリラックスできる場所」というイメージだと思いますが、英語の「resort」は主に「a place where a lot of people go on holiday/vacation(行楽地)」の意です。日本語のイメージのように「保養地、避暑地、避寒地」の他「リゾートホテル・宿泊所」の意で使われることもあります。

英語の「resort」は「再び」を意味する "re" と、フランス語で「出かける」という意味を持つ "sortir" の略である "sort" が合わさった単語で、「何度も通う場所」という意味が転じて「行楽地」となったようです。

バブル期の1987年に制定された「リゾート法」では「国民が多様な余暇活動を楽しめる場」と定義しています。実際に同法の適用を受けたのは、ゴルフ場、スキー場、マリーナ、リゾートホテルといった大型施設でした。

プール、スパ、時にはゲームセンターなどを有する単体の総合施設をリゾートと呼ぶ(リゾート施設)のは、日本独自の拡大解釈だと言えそうです。

「resort」には次のような意味もあります。
「頼ること、訴えること」
There are hopes that the conflict can be resolved without resort to violence.(暴力に訴えることなくその紛争が解決され得るという希望がある)
without resort to compulsion(強制せずに)
「頼りにする人・物、(困難な状況を切り抜ける)手段・方策」
The loan shark was my last resort.(サラ金が最後の頼みの綱だった)

「resort」には「しばしば行く」「訴える、頼る」の意の動詞としての使い方もあります。

ブレーキ(brake)

今回は「同音異語」の単語のご紹介です。

先日「スバル、ブレーキ検査も不正」という見出しの新聞記事を目にしました。

著者は英語では「break」(発音は [breik])だと思って辞書を引きました。「break」の基本的なイメージは「力を加えることによって本来の形や機能を損じる、または連続している状態を断つ」(E-Gate)ですので、「ブレーキ」も走っている状態を断つイメージだと言えなくはないので疑いもしませんでした。ところがいくら調べても「ブレーキ」の訳語が見当たりません。そこで和英で「ブレーキ」を調べて、初めて「brake」(発音は [breik]で「break」と同じ)だと知った次題です。

「brake」という単語は比較的最近(18世紀)に作られたもののようです。ジーニアス英和大辞典によれば「break の変形か」とのこと。

因みに「brake」の名詞は次のような意味で使われます(例示)。何れも「brake」の基本的なイメージを応用しています。
破壊
小休止、休憩、短い休暇(「コーヒーブレイク」は日本語化しています)
(日の)始まり
逃走⇒「make a break」は「急いで逃げる」
急な変化⇒「a break in the weather」は「天気の急変」
中断
仲違い
テニスの「サービスブレイク」
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