「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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形容詞の意味の違い

形容詞の意味の違い(9)

「low」と「short」

「low」

「(位置が)低い」が基本のイメージです。位置の高さに重点があり、高低を伴う価値・程度・活動にも用いられます。反対は「high」です。
a low ceiling:低い天井
The moon is low in the sky.:月が空の低いところにある
a low fence:低い塀
Buildings in Japan are usually low.:一般的に日本の建物は低い
low-rise jeans:ウエストの位置が低いジーンズ
a low wage:安い賃金
Temperatures are quite low around here, even in summer.:このへんでは夏でも気温はかなり低い。
low-fat-milk:低脂肪乳
low-salt soy sauce:塩分控えめの醤油
butter of a low quality:質の悪いバター
low tastes:低俗な趣味
We give low priority to making money.:私たちは稼ぐことには重きを置いていない
speak in a low voice:低い声で話す
feel low:気が落ち込む

「short」

「tall」の反対語は「short」でしたが、「short」の反対語は単純に「tall」というわけではありません。「short」の基本的なイメージは「(平均値・基準値・期待値に)届かない」です。長さなら「短い、低い」、数量なら「足りない」の意になります。
a short skirt:短いスカート。反対は「long」です。
I had my hair cut very short.:髪の毛をすごく短く切ってもらった
at a short distance:近くに
a short man:背の低い男性。反対は「tall」です。
My father is shorter than me.:父は私より背が低い
a short delay:わずかの遅れ
at short notice:急な知らせで
His explanation was short but persuasive.:彼の説明は短かったが説得力があった
We’re still five dollars short.:まだ5ドル足りない
a short reply:そっけない返事
I’m a little short of money now.:今ちょとお金が乏しい

形容詞の意味の違い(8)

「high」と「tall」

「high」
「(位置が)高い」が基本のイメージです。位置の高さに重点があり、高低を伴う価値・程度・状況にも用いられます。反対は「low」です。
high heels:ハイ・ヒール(かかとが高いところにある)
a high window:高いところにある窓。”a tall window” ならば、「真っ直ぐに上に伸びた細長い窓」が連想されます。
Mt. Fuji is 3776 meters high.:富士山は3776メートルです。山は、細長く上に伸びているイメージはありません。
high society:上流社会
high quality:高品質
a high fever:高熱
The machine made a high squeaky noise.:その機械は、高いキーキーした音を出した
The price is high.:その値段は高い
「気持ちがハイになっている」場合にも使えます。 His spirit was high when he met his old friend.(旧友に会ったとき、彼の気持ちは高まっていた)。

「tall」
「(細長く、垂直に伸びて)高い」イメージです。反対は「short」です。
a tall boy:背の高い男の子
a tall tower:高い塔
I’m taller than he is.:私は彼よりも背が高い
I’m 170 centimeters tall.:私は170センチです。
a tall figure:さばを読んだ数字
a tall price:法外な値段

形容詞の意味の違い(7)

「fast」と「quick」と「rapid」と「swift」

時間が「早い」は「early」ですが、今回は「速い」にあたる形容詞を検討します。

「fast」
原義は「しっかりと」の意でした。「しっかり(走る)」イメージから「早く(走る)」イメージが展開されました。「持続的に進み方が速い」イメージです。
a fast runner:足の速い走者
fast hood:注文してすぐ食べられる食べ物。fast moneyは「簡単に手に入るお金」。
Cooking with the microwave is fast and easy.:電子レンジでの料理は、手っ取り早く楽だ。この場合「quick」も可。
The clock is ten minutes fast.:その時計は10分進んでいる。この場合「quick」は不可。

「quick」
原義は「生きている」です。「(動作・理解・反応などが)すばやい」のイメージです。野球でランナーが出るとピッチャーは「クイック・モーション」で投げますが、そのイメージです。
a quick worker:仕事の速い人
a quick lunch:手早く済ませる昼食
That was quick.:早かったね。
He has a quick mind.:彼は理解が速い。この場合「fast」は不可。

「rapid」
「強奪する、さっと運び去る」が原義。「速い、急速な」の日本語が対応しますが、「fast」や「quick」に比べて堅い表現だといわれています。
a raid stream:急流
rapid growth:急増
a rapid worker:仕事の速い人

「swift」
原義は「回転する」です。「即座の、速い」日本語が対応しますが、「動きが滑らかで速い」イメージです。
a swift reply:即答
a swift current:速い流れ
as swift as an arrow:矢のように速い

形容詞の意味の違い(6)

「true」と「real」と「actual」

著者の和英辞書(電子辞書)で「本当の」を引くと、次のように書いてあります。

true:真実の、本当の
real:本当の、真の、本物の、真正の
actual:実際の、現実に生じた(存在する)、本当の
(1)「true」と「real」は、表面だけではなくその特性を備えていて「本物の、本当の」の意で、「実際の、現実の」の意味では交換可。「actual」は予測と真実との違いを対照する場面で使われるのに適する。
(2)「it is … that …」の構文では「true」だけが可。

「true」
原義は「忠実な」です。そして「(事実に即して)物事が正しい」が基本の意味になります。別の言い方をすれば「うそでなく真実の」という意味で使われます。
This is a true story.(これは実話です)。”a real story” なら「現実にある話」のニュアンス。
“Japanese is in a sense an easy language to learn.” “That’s true.”(「日本語はある意味で学びやすい言語だ」「その通り」)

「real」
原義は「実物の」です。「偽物ではなく本物の」が基本の意味です。従って名詞を修飾する使い方(限定法)が主です。
a real gold watch:本物の純金の時計
She’s a real go-getter.:彼女はすごいやり手だ。
real life:実生活

「actual」
原義は「行為、行動が活動中の」です。「仮でなく実際の」の意味です。
actual money:現金
the actual size:実物大
The actual price was lower than I had thought.:実際の値段は思ったより安かった。

形容詞の意味の違い(5)

「right」と「correct」

「right」
「right」には「右の」の意もありますが、聖書に「知恵者の心は右にあり」という言葉があり、「正しい」の連想が生まれたといわれています。古期英語では「まっすぐな、まっすぐに、正義、まっすぐにする」の意で使われました。

基本のイメージは「規範・基準になるものにかなっていて正しい」です(逆は「wrong」)。
”It is right (for A) to do”(「人が・・・するのは正しい・当然だ」)。別な言い方をすれば、「主観的に正しい」と判断する場合は「right」が適切だということです。「大丈夫な」は “all right” です。日本語で「正当な」で置き換えることが出きる場合は「right」で、「correct」は不可です。

名詞としては「正しいこと」「権利」などの意味で使われますが、イメージはつながっていますね。

「(答え・説明・事などが)(事実・道理に合って)正しい、正確な;(時間・時計・料金などが)(基準に合って)正確な、合っている」の意味でも使えますが、この場合にはcorrect と交換可能なことが多いです。”Is this bill right?”(「この請求書は正しいですか」)。

「correct」
ラテン語の「訂正した」が原義で、「事実や基準に合致して正しい」の意で使われます。「礼儀にかなった」「適切な」の日本語が対応することもあります。動詞で使われると「訂正する」の意です。

”the correct answer” は「正解」の意味になります。”the right answer” ならば通常「適切な答え」のニュアンスになります。

”That’s correct.” は「その通り(それは客観的な事実に照らし合わせて正しいよ)」の意。”That’s right.” ならば「その通り(僕もそう思うよ)」のようなニュアンスになります。

“correct English” は「発音・スペル・文法・語法等から見て正しい英語」の意で、この場合は “right English” は不可。
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