「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英語で話すための簡単なコツ

英語で話すための簡単なコツ(4)

前置詞を忘れずに
日本語で「私は箱根に行った」という場合 “I went Hakone.” と前置詞を忘れてしまう方が結構おられます。 “Hakone” だけでは文の中では「箱根は」か「箱根を」の意味になります。「箱根に」は「・・・に」+「箱根」の語順で “to Hakone” としなくてはなりません。英語で話すとは頭の中の絵(イメージ)を言葉で送ることでしたね。この原理原則に従えば「私は箱根に行った」という状況では先ず「私は行った(英語的には、ある場所を離れて行ったイメージになります)= I went」という言葉が口をついて出て来ます。実はここで絵(イメージ)は一旦途切れます。そして「箱根まで」というもう1つの絵(イメージ)が浮かんで来るのです。「・・・まで」にピッタリの前置詞は「to」なので “to Hakone” と付け加えます。更に「妻と一緒に」という絵(イメージ)が浮かんで来れば “with my wife”が付け加えられます。更に「車で(車に乗って)」という絵(イメージ)が浮かんで来れば “in my/our car” が付け加えられます。更に「日曜日に」という絵(イメージ)が浮かんで来れば “on Sunday” が付け加えられます。

シンプルな文で満足しよう
前置詞は次から次へ絵(イメージ)を付け加えて行く道具なのです。ですから “I went to Hakone with my wife in my car on Sunday.” は「私は箱根に行った」「私は妻と一緒に行った」「私は車で行った」「私は日曜日に行った」と4つの文にしても同じことです(幼稚さは残りますが)。

同じ考え方をすれば関係代名詞は使う必要がありませんし、実際には相当レベルが上になるまでは使わない方が安全です。「母がクリスマス・プレゼントに買ってくれたネクタイはとても高価なものであった」は「母が私にネクタイを買ってくれた」「そのネクタイはクリスマス・プレゼントの為にであった」「それはとても高価であった」と3つの文にしても全然構いません。 “My mother bought me a tie. It was for my Christmas present. It was very expensive.” のようなシンプルな文で満足しましょう。

同じように「一匹のクマが通りを横切っているのを見た」は「私は一匹のクマを見た」「そのクマは通りを横切っていた」で十分です。前者を逐語訳すれば “I saw a bear crossing the street.”(SVOC 文型) ですが、後者のように “I saw a bear.(SVO) It was crossing the street.(SVO)” で十分伝わります。

要は絵(イメージ)が伝わればよいので、絵(イメージ)をよく見て出来るだけシンプルな文にして、発音とかイントネーション(感情の表れ)に注意を払う方がはるかに実用的だと思います。

英語で話すための簡単なコツ(3)

前回英語の語順の大きな枠組みについて解説しました。今日は夫々の「パーツ」についての言葉の並べ方について述べます。

限定詞(冠詞など)+形容詞+名詞の順
英語の主語と目的語には名詞(代名詞、動名詞、不定詞の名詞的用法を含む)が来ます。この名詞には通例限定詞、時として更に形容詞が着きますが、この語順には決まりがあります。

日本語では「面白い本」と言いますが、この語順は英語でも同じで “interesting book” の順になります。異なるのは英語では「特定するものか、特定しないものか」「単数か複数か」を言葉の上でハッキリさせなければならないということです。日本人が一番苦手とするところです。

「特定するものか、特定しないものか」については相当詳しく説明しなければなりませんが「特定する」場合には “the” が必要です。日本語では「その面白い本(1冊)」というイメージならば “the interesting book”、単に「面白い本(1冊)」というイメージならば “an interesting book” で表現します。

2冊以上なら名詞を複数形(通例 s をつける)にしなくてはなりません。「何冊かの面白い本」なら “some interesting books” とします。a/the/someは夫々限定詞の1つで、1つの名詞には1つしかつけられません。 “the some interesting books” は不可です。限定詞という言葉の意味は「名詞の意味を限定する言葉(詞)」ということです。

限定詞にはその他にmy, your, his, her, its, our, their, one’s, this, that, these, those, no等がありますが詳細は本ブログの「英文法」の項を参照ください。

助動詞+動詞の原形の順
日本語でも「泳げる」「泳いでもよい」「泳がなければならない」というように「泳ぐ」と言う言葉に「彩り」を付け加えることがありますが、その時に使われるのが文法用語では「助動詞」です。文字通り「動詞を助ける言葉(詞)」です。「泳ぐ=swim」「泳げる=can swim」「泳いでもよい=may swim」「泳がなければならない=must swim」のように日本語とは逆の語順になります。

前置詞+名詞・代名詞・動名詞の順
日本語では「机の上に」「机の下に」「机の横に」「机の前に」の語順ですが、英語ではこれが逆になって「の上に+机」「の下に+机」「の横に+机」「の前に+机」の順になります。前置詞の意味は「名詞・代名詞・動名詞の前に置く詞(ことば)」ということです。英語では順に “on the desk” “under the desk” “beside/by the desk” “in front of the desk”。

全ての前置詞は「of」を除いて、その後の名詞・代名詞・動名詞だけを支配します。「of」は “A of B” なら「BのA」のような日本語が対応し「of」の前後の言葉を結びつけます。

以上で、英語でしゃべる時の言葉の順番についての決まりは全部です。この枠組みだけは絶対に外さないようにしましょう。

英語で話すための簡単なコツ(2)

前回「英語でしゃべる」とは簡単に整理するなら頭の中の絵(イメージ)を
(1) 英語の音で
(2) 英語の単語を使って
(3) 英語の言葉の並べ方に従い相手に送ることだ
と申し上げました。

今日は(3)の「英語の言葉の並べ方」についての基本を述べます。

英語は原則として全て「S+V」で始める
頭の中の絵(イメージ)をじっと見た時に、最初に目が行った人・物(品詞的には名詞)を兎に角最初に口に出します。最初に口に出した言葉を文法用語では「主語」と言い「・・・は」の日本語が対応します。 “my name” は「私の名前」の意味しかありませんが、“My name is Ikuo Nishimura.” と文章にして最初に “My name” と言えば「私の名前は」の意味になるのです。英語には日本語の「は」「が」「に」「を」等に相当する助詞というものがなく、代わりに「語順」がその働きをします。最初に来た言葉が主語の役割を果たします。

前回の「その赤ん坊は四つんばいではっている」状況では、先ず目に入ってくるものは「その赤ん坊」「その子の2本の手」「その子の2つの膝」「その子の着ている服」「床」「床のジュータン」等でしょう。その場合普通は「その赤ん坊」に目が行くと思いますが、人間・動物がいる場合には、それに目が行くようにすると英語らしい表現になります。「象の鼻は長い」と言う場合には、「象の鼻」「象」のどちらを主語にするかというと「象」の方がベターです。私達が動物園の象を見る場合は、いきなり「象の鼻」に目が行くのではなく先ず「象」に目が行き、続いてその「長い鼻」に目が行くハズです。これを素直に言葉にすれば良い訳です。博物館などで動物の鼻の標本が並んでいるような場合には「一匹の象」の姿がないので「象の鼻」が主語になるでしょう。

次に、最初に目が行ったものから目をそらさないでその動作なり状態を良く観察しそれを言葉で表します。文法的には「動詞」といいます。「はっている」は今何か動作をしていますので、その場合には「be + 現在分詞」即ち「be + crawling」と表現します(文法用語では「現在進行形」と言います)。「be」のところは「主語が I なら am」「主語が三人称単数なら is」「主語が you/they または複数なら are」が来ますので、これは覚える必要があります。代名詞については「I’m」「You’re(単数)」「He’s」「She’s」「It’s」「We’re」「You’re(複数)」「They’re」と短縮形で覚えるのが良いでしょう。

「・・・を」「・・・する/している」という状況では動詞の直ぐ後に名詞・代名詞・動名詞を持ってくる
動詞の次に前置詞がない場合には、その言葉(たち)は目的語の役割を果たします。頭の中の絵(イメージ)をじっと見つめて、動作の対象に目が行ったならそれを口に出して下さい。「その赤ん坊はミルクを飲んでいる」状況なら “The baby is drinking” と言った直後に「ミルク」を目が捉えるハズです。“The baby is drinking milk.” で絵(イメージ)が取りあえず完成します。前述の「象の鼻は長い」は先ず「一匹の象」が目に浮かべば “An elephant” を口に出しましょう。そして「一匹の象」をじっと見ると「長い鼻」「大きな体」「短い尻尾」「かわいらしい目」を「持っている(has)」イメージになりませんか?「彼女の笑顔は美しい」は “She has a nice smile.” で伝わります。「(象の)鼻」は「(木の)幹」のようですので正確には “a trunk” と言いますが “a nose” と表現しても絵(イメージ)は正確に伝わるでしょう。

動作の対象が目に入って来なければ「S+V」で絵(イメージ)が取りあえず完成します。例えば “He’s walking.”。目的語がある場合にその動詞を文法用語では「他動詞」、ない場合には「自動詞」といいます。大抵の動詞は「他動詞」と「自動詞」の両方で使えます("She’s coming ten.” なら「彼女は10歳になります」、"She’s coming to the meeting.” なら「彼女はその会議に来ます」。"I can’t go the noise.” なら「その騒音には耐えられない」、"I can’t go to the meeting.” なら「その会議に行けない」)。

頭の中の絵(イメージ)を送る基本形
基本的には次の4つが使えれば十分です。
(1)「・・・が・・・にある(いる)」⇒ “There’s … in/on/at/その他の前置詞 …”。なお、口語では “There’s some books on the table.” のような複数もOKです。
(2)「・・・は・・・にある(いる)」⇒ “… am/is/are in/on/at/その他の前置詞…”。
(3)「・・・は・・・である」⇒ “… am/is/are …”。
(4)「・・・は・・・を・・・する」⇒ “… 他動詞 …”。

頭の中の絵(イメージ)が過去なら動詞は過去形、現在なら現在形を使わなくてはならない
これは事実を述べる場合の英語の大切な約束事であって絶対に守る必要があります(事実を述べるのではなく「仮定」の話をする場合には、文法的には「仮定法」と言って、時制を1つ繰り下げます)。その意味で「不規則動詞」の活用(原形、過去形、過去分詞)については暗記しておく必要があります。未来については色々の表現方法がありますが、取りあえず「will」を使いましょう。もし、その動作に向かって準備が進んでいる場合には「be going to …」という表現方法もあります。

英語で話すための簡単なコツ(1)

明けましておめでとうございます。

今年こそは英語を身につけたいと心を新たにされている方も多いと思います。そんな方々を念頭に今日から1月4日まで、20年以上に亘り社会人の方々の英語のお手伝いをしてきた経験をベースにして、「英語で話すための簡単なコツ」について書いてみたいと思います。

英語で話すとは?
「英語で話す」という見地からは、日本の社会人の方々の最大の「弱点」は「日本語を英語に訳そうとすること」だと思います。例えば「その赤ん坊は四つんばいではっている」という状況で、これを英語で言おうとすると大抵は “The baby is …” で詰まってしまいます。授業中であれば「先生、『四つんばいではう』は英語で何と言いますか?」と質問してこられます。 “crawl on one’s hands and knees” ですよとお答えすると、急いでメモを取られ安心されます。このこと自体は熱意の表れであり評価すべきことですが、甚大な副作用もあります。それは日本語にそのまま対応する英語の表現を知らない場合には、そこで脳があきらめてしまうということです。実際の授業では次のようにご指導します。

「『赤ちゃんがはっている』状況を頭に描いてみて下さい。『はう』という動作をあなたが知っている単語の中でどうしても表現しようとしたら何がありますか?」と質問します。反応がなければ「『走る』と『歩く』ではどちらが近いですか?」と又質問します。「歩く」という返事が返ってきます(「走る」イメージなら、それはそれで構いません)。「『歩く』は英語では?」とたたみかければ「walk」という返事が返ってきます。「それならば先ず “The bay is walking.”と言いましょう。次に『四つんばい』の状況をイメージしてみて下さい。手はどこにありますか?膝はどこにありますか?」と誘導してみます。「手と膝は床の上にある」を英語で表現するのは大抵の人ができます(例えば “The hands and knees are on the floor.”)。「“The bay is walking. The hands and knees are on the floor.” と言ったらどんな姿が目に浮かびますか?」と再度質問すると納得されます。私達は英語を母国語にしている訳ではありませんので、これでいいのです。 “walk” の代わりに “crawl” が使え、 “on one’s hands and knees(四つんばいで)” というイデイオムが使えれば「ベター」ですが「マスト」ではありません。

「英語でしゃべる」とは簡単に整理するなら頭の中の絵(イメージ)を
(1) 英語の音で
(2) 英語の単語を使って
(3) 英語の言葉の並べ方に従い相手に送ることだと言えます。


この「頭の中の絵(イメージ)を送る」ということを常に意識し、頭の中の絵(イメージ)を良く見るようにすると言葉が必ず出て来るようになります。とにかく詰まったら「頭の中の絵(イメージ)」を落ち着いて良く見る習慣をつけましょう。

英語を聞いて理解するとは?
「英語でしゃべる」ことが頭の中の絵(イメージ)を
(1) 英語の音で
(2) 英語の単語を使って
(3) 英語の言葉の並べ方に従い相手に送ることなら
「英語を聞いて理解する」とは、音で送られてきた相手の頭の中にある絵(イメージ)を、自分の頭の中に絵(イメージ)として再現することです。決して日本語に訳すことではありません。日本語に訳せれば即絵(イメージ)になるので安心感はありますが、それをやると発話のスピードについて行けなくなります。

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