「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英検受験に役立つ英語

英検受験に役立つ英語(65−最終回)―諺は言外の意を汲み取る

It is an ill wind that blows nobody any good.⇒文字通りの意味は「だれにも益を吹き送らない風は悪い風である」ですが、言外に「そういう悪い風はない。どんな悪い風でも必ず益を与えるものだ」という意味を含んでいます。「どんな風でもだれかには幸運を運ぶ」「風が吹けば桶屋が儲かる」「甲の損は乙の得」等の日本語が対応します。

以下は「ヤマテイ(山崎貞)」の「新英文解釈」で紹介されたものです。
It is a wise man that never makes mistakes. (どんな賢い人にも千慮の一失はまぬかれない)
It is a skilful workman that never blunders. (弘法にも筆の誤り)
It is a long lane that has no turning. (人事にも曲折がある、不幸ばかり続くものではない)
It is a wise father that knows his own child. (親の欲目、親バカ)
It is a good divine that follows his own instructions. (ぼうずの不身持)
It is a wise physician that follows his own instructions. (医者の不養生)
It is a good horse that never stumbles and a good wife that never grumbles. (つまづかない馬などいないし、愚痴をこぼさない女房もいない)。「stumbles」「grumbles」が韻を踏んでいます。

英語のことわざについてはネット上で沢山紹介されていますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

英検受験に役立つ英語(64)−「AもBも」「not that … but that …」「not … because …」

「AもBも」:
He has experience and scholarship. (彼は経験と学問を持っている)
He has both experience and scholarship. (彼は経験と学問と二つながら持っている)
He has experience as well as scholarship. (彼は学問もあるが、また等しく経験もある)
He has not only/merely scholarship, but also experience. (彼は学問があるばかりでなく経験もある)
a course for students and adults alike (学生と社会人両方のためのコース)
The girl is at once clever and innocent. (その少女は利口でもあり、無邪気でもある)

「not that … but that …」:
Not that I dislike the task, but that I am unequal to it. (仕事がいやというわけではない、その仕事に耐えないからです)。最初の「Not that」の前に「it is」を補って考えると分かり易いです。「that」は「指差す」イメージの言葉です。「何かの理由」を「that」を使って指差しています。

「not … because …」:
「because …」が文全体を修飾する場合には「・・・なるが故に・・・」の日本語が対応しますが、「because …」が文の一部のみを修飾する場合があります。「because」の前に「カンマ」を置いてはいけない。
The mountain is not valuable because it is high. (山は高いからと言って尊いのではない)
She didn’t come home because it was raining. (彼女が帰って来たのは雨が降っていたからではない)
I don’t despise him because he is poorly dressed. (彼の身なりが悪いからといって私は彼を軽蔑しない)

英検受験に役立つ英語(63)−関係代名詞としての「but」/従位接続詞としての「but」

関係代名詞としての「but」:
「but」は、否定の意味を表す語句を先行詞として、古い使い方ではありますが関係代名詞として使われることがあります。「who + not」「which + not」「that + not」で置き換えることができます。昔の受験英語の定番でした。
There is no rule but has some exceptions. (例外のない規則はない)。There is no rule that does not have some exceptions. / Every rule has some exceptions. と書き換え可能。
There is no city but has its dangerous areas. (危険な場所のない都市はない)
There is not one of us but wishes to succeed. (成功を望まない人はだれ一人としていない)

従位接続詞としての「but」:
接続詞としての「but」は通例「しかし・・・」の意で使われます(等位接続詞)が、従位接続詞としての使い方もあります。「but」は「先行する内容と対立する情報を導入する」働きをします。
hardly, never 等の否定語を伴って「・・・しないで(・・・ない)、(・・・すると)必ず・・・する」の意。
It never rains but it pours. (雨が降ると必ず土砂降りだ)⇒ここでの先行する内容とは「決して雨は降らない」で、これと対立する情報として「it pours(雨が激しく降る)」を導入しているわけです。「決して・・・ない」に対立する情報は「必ず・・・する」ですね。次の2例も同じです。
Not a day goes by but I remember the life in Paris. (パリでの生活を思い出さない日は1日もない)
Scarcely/Hardly an hour goes by but I think of you with love. (1時間もあなたを恋しく思わないでいることはできない)
「but that …」で「・・・ということを除いて」の意。
We know nothing but that he comes from Scotland. (彼がスコットランドの出身であるということを除いて私たちは何もしらない)。except の意で前置詞として使われることは前に書きましたが、その接続詞版です。「何も知らない」に対して「(しかし)・・・ということは知っている」を対立する情報として導入しています。
「but (that/what) …」で「・・・ということがなければ」の意。
I wouldn’t have gone to the party but that he invited me. (彼が招待してくれたのでなければ、そのパーテイには行かなかっただろう)。主節は仮定の帰結を表す表現を用いますが、but 節は事実を述べるので直説法)。「帰結」と「その帰結に至る前提条件の否定」を対立する概念として捉えています。
I would buy the car but I am poor. (貧乏でなければその車を買うのだが)。I would buy the car if I were not poor. と書き換え可能。
主節が仮定法になっているので、△汎韻厳舛任but 節が仮定を表すことになります。
so, such を含む否定文で「・・・ないほど(・・・ない)」の意。but 節が結果を表します。
He is not so seriously injured but he can walk. (彼はそんなに重傷ではないので歩ける/彼は歩けないほど重傷ではない)。「so seriously injured」と「he can walk」が対立する概念。
No man is so old but he may learn. (学べないほど年をとった人はいない;どんなに年をとっても学べる)。No man is too old to learn. と書き換え可能。
He is not such a fool but he can see the reason. (彼はその理由がわからないほどばかではない)
doubt, deny, question, wonder, impossible など疑問視・否定の意味を持った動詞や形容詞の否定形、また、否定語を伴ったdoubt, question などの名詞と共に使われ「・・・ということ」の意の名詞節を導きます。「doubt, deny, question, wonder, impossible」は「疑問視したり否定する概念」ですので、これに対立する概念は「認めること、受け入れること」です。
We don’t doubt but that he has a talent for music. (彼に音楽の才能があることは確かだ)
It is not to be denied but that the news was a great shock to her. (そのニュースが彼女に大きなショックを与えたことは否定のしようもない)
修辞疑問文を作る疑問詞、また、say, think, know, be sure などの否定形と共に用いられ、「・・・でないこと」。イ汎韻限侘です。
Who knows but that his theory is adequate? (彼の理論が妥当でないとだれが知ろうか⇒彼の理論はきっと妥当だろう)
We are not sure but she is right. (彼女はきっと正しいだろう)
I can’t say but that I agree with you. (君に賛成だとしか言えない)

英検受験に役立つ英語(62)−前置詞「but」

「but」の語源は古期英語の「butan」「buton」で「・・・なしで」の意であったことは前回書きました。現在は前置詞としては「・・・を除いて、・・・以外に、・・・の他は(except)」の意で使われます。下記の例文の中には辞書によっては「前置詞」ではなく「副詞」として捉えているものもあります。

No one but a fool would do such a thing. (ばかでなくてはそんなことはしまい)
He is nothing but a student. (彼はただの学生にすぎない)
He is anything but a gentleman. (彼が紳士だなんてとんでもない)
None but the brave deserve the fair. (勇士のみ美人を得るにふさわしい)
No man is truly free but the beggar. (世の中でほんとうに自由な者はこじきばかりだ)
Write nothing but the address on this side. (この表面には住所のみ書くこと)
He has nothing but his salary to live on. (彼はほかに収入がなくて給料だけで食っている)
It’s the next desk but one. (それは1つおいて次の机です)
I came last but one in the race. (私はそのレースでビリから2番目だった)
There is nothing to do but wait. (ただ待つだけだ)
There’s nowhere to go but home. (家以外行くところがない)
What is coal but a kind of stone? (石炭は石の一種にほかならない)
Who but can finish this project? (我々を除いてだれがこのプロジェクトを終えることができるだろうか)
The problem is anything but easy. (その問題はとてもやさしいというしろものではない)⇒The problem is far from easy. より口語的。

「all but 形容詞」の場合は「but」は副詞として捉えて「ほとんど(almost)」と理解して下さい。
It is all but impossible. (それはほとんど不可能だ)
He is all but dead. (彼は死んだも同然だ)

「should」が「wh-節」で使われると「驚き・おかしさ」を表しますので訳に工夫が必要です。
Who should be there but Tom? (いったいそこにだれがいたとおもいますか、トムですよ)
Who should come in but the man we were talking of? (だれが入ってくるかと思えばうわさしていたその人だった)

英検受験に役立つ英語(61)−「cannot but + 原形不定詞」「cannot help + 動名詞」

「cannot but + 原形不定詞」
昔の受験英語の定番で「・・・せざるをえない」の意です。何故このような意味になるのかを納得するには「cannot (choose) but (to) do」のカッコ内が省略されていると考えればよいと思います。「・・・すること以外選択することができない」という意味です。「but」の語源は古期英語の「butan」「buton」で「・・・なしで」の意です。本来は副詞・前置詞で使われ、「しかし・・・」という接続詞としての使い方は後に発達したものです。
I cannot but laugh. (笑わざるをえない)⇒「How can I but laugh?」とも表現できます。
We could not but respect their decision. (私たちは彼らの決定を尊重せざるをえなかった)

「cannot help + 動名詞」も同じ意味になります。「help」には「を避ける、を防ぐ、をこらえる」の意もあります。「avoid」「forebear」「keep from」「refrain from」に置き換えることもできます。「cannot help +原形不定詞」の形が取られることもあります(米)が「cannot help + 動名詞」の方が一般的だと言われています。
I can’t help laughing at her. (彼女を笑わずにはいられない)⇒「How can I help laughing at her?」とも表現できます。
She couldn’t help but be a little vague. (彼女が少しあいまいな態度だったのはやむをえなかった)
I cannot help him/his being lazy. (彼が怠け者であるのは私にはどうしようもない)
I can’t help the tears filling my eyes. (涙で目がかすんでしかたない)
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