「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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多義語動詞

多義語動詞(16)

「動詞の基本的な意味」と題して17の動詞を選んで2012年4月に解説しましたが、この内16が多くの意味を持っている「多義語」でした。今回、この16の動詞について若干補足してみました。その際、最近読み直している「英語のしくみがわかる基本動詞24」(小西友七著:研究者)を参考とさせて頂きました。下線部が今回追加したもの。

(16)「bring」
多くの意味を持っている語を「多義語」といいます。「bring」も多義語の1つです。多義語の動詞は日常よく使われる、従って「易しい」動詞でもあります。そしてそのルーツは通例「古英語(12世紀以前に使われていた英語)」に遡ります。「bring」もその1つです。

しかし、多くの意味を持つ多義語といえども、その中核をなすイメージがあり、そこから色々な意味が派生していますので、「中核をなすイメージ」を押さえておくと多義語が比較的楽に使いこなせると思います


「bring」の「中核をなすイメージ」
「ある対象をある場所(話し手・聞き手・話題となっている場所)に移動させる」イメージの言葉です。

補足説明(あくまで例示ですが、もしあなたが先生なら生徒に次のような説明をすると生徒の理解が深まると思います)。
「持ってくる(連れてくる、持ってくる、引き入れる)」「もたらす」「至らせる(至らせる、〔人に〕・・・させる、〔訴訟を〕起こす)」といった場面で使えます。
take も、到達点を toで示して、「(人が)・・・を<・・・に>持って行く、連れて行く」という使い方が出来ますが、これは「何かを手にしてそのままの状態で to で示された場所まで移動する」という意味です。”Take me to the ballpark.”(「野球場に連れて行って」)という歌がありますが、「私を手にしてそのままの状態で野球場まで移動する」イメージです。
一方 bring は「ある場所に移動させる」ことに重点がありますから、同じ「連れて行く」場合でも「手に取る」イメージはなく「移動させる」イメージです。

「bring の具体的な使い方」
Bring my dictionary to me. [carry](私の辞書を私のところに持って来て下さい)
That story brought it home to me that Rome was not built in a day.(その話しを聞いて「ローマは1日にしてならず」ということを痛感した)
bring(carry, put) A into effect:A(法律などを)施行する
bring A to an end:Aを終わらせる
bring A to light:(秘密・情報などを)明らかにする
bring A to one’s attention:Aに対する人の注意を引く
bring(keep) A up to date:Aを最新の状態にする(保つ)
Bring your wife to the party.(奥さんをパーテイに連れて行きなさい/来なさい)
The last typhoon brought huge damage to the village.(この前の台風がその村に多大な被害をもたらした)
What brought you to buy an expensive camera?(どうしてそんなに高いカメラを買ったのですか)
We brought a charge against the company.(我々はその会社を相手取って訴訟を起こした)
This job brings him a regular salary.(この仕事で彼は普通の給料が稼げる)

[bringを使った動詞句]
bring something about:about=(漠然と)・・・の周辺に。
 屐ΑΑΔ魄き起こす」。What brought about the accident? (どうしてその事故が起こったのですか?)←何が、その事故を、「周辺に」「連れてきた」のか? The restructuring has brought a boost in the economy.(その構造改革は景気の急上昇をもたらした)。
◆屐柄ァ砲慮きを変える」

bring someone around(round):around=周囲に→イメージが発展して「向きを変えて」のイメージになることもあります。
 屐平諭砲琉媼韻魏麌させる」。
We slapped his face a couple of times to bring him around.(私たちは、彼の顔を2−3度平手打ちして意識を戻らせた)。
◆屐平諭砲鮴眛世靴動娶を変えさせる」。
After a lot of argument I brought him around to my point of view.(さんざん議論をして、やっと彼に僕の意見を認めさせた)。
J源通り「を連れて来る〔行く〕」の意味でも使えます。bring something around(round) なら「を〔文脈から明らかな所へ〕持って来る〔行く〕」。 I have finished that book that you lent me; I’ll bring it around(round).(君に貸してもらったあの本を読み終えたから、今晩〔君のところへ〕持って行きましょう)。I’ll bring it to your house. でも同じ。

bring something back:back=後ろに、イメージが発展して「戻って、返して」。
 屐ΑΑΔ鯤屬后¬瓩后廖Don’t forget to bring it back by Sunday.(日曜日までそれを返すのを忘れないでね)。
「・・・を持って返る」。Bring my umbrella back for me.(私の傘を持って帰ってね)。bring someone back なら「連れて帰る」。
・・・を思い出させる」。The smell of the tiny church brought back every memory of my childhood.(その小さな教会の臭いが子供の頃の1つ1つの記憶を思いださせた)。
ぁ屐弊度)を復活させる)」。Bringing back capital punishment would solve nothing.(死刑を復活させても何も解決しないであろう)。bring someone backなら「を生き返らせる」。 bring someone back home なら「人を連れ帰る」。

bring someone down:down=「下に」が基本的なイメージで、「下方への動き」をイメージさせることから「下に」「北から南へ」「話し手から離れて」「下流へ」「低いところに」「時間を過去から下がって」→イメージが発展して「倒れて・倒して」「(自分の体をかがめる)→何かに集中して、完全に(綺麗にする・磨く)」「勢い・数量の低下(弱って、減少して)」「安定・固定(抑圧して、落ち着かせて、固定して、文章に書きとめて、頭金で)」。
ラグビー・フットボールで「タックルで相手を倒す」。
◆屐弊府・権力者)を倒す」。The government was brought down in the revolution.(政府はその革命で倒された)。
「を意気消沈させる」

bring something down:
 岾擁・飛行機・鳥を撃ち落とす」。The hunter brought down a huge bear with one shot.(猟師は巨大な熊を一発でしとめた)。
◆嵌行機などを着陸させる」。The pilot brought the plane down safely.(パイロットは飛行機を安全に着陸させた)。
「価格・レベルを下げる」。The new plan will bring down the inflation rate.(新しい計画はインフレ率を下げるでしょう)。
ぁ淵悒螢灰廛拭爾如砲魃燭屐廖Food is brought down to the refugee camp by helicopter.(食料はヘリコプターで難民キャンプに運ばれる)。
ァ屐別堆任覆匹髻砲發燭蕕后廖The volcanic eruption brought down misery on many people.(火山の噴火は多くの人々に不幸をもたらした)。

bring something forward:forward =前に向かって。
 屐併期)を早める」。The meeting with the president was brought forward to 10 a.m.(大統領との会見は午前10時に繰り上げられた)。時間を前に向かって移動するということは繰り上げるということです。日本語でも「時間を前に〔後ろに〕ずらす」というのと同じです。
◆[簿記]を次頁に繰り越す」
「(計画・議題・考え等)を提案する」。She brought forward a different plan at the meeting.(彼女は会議で違う計画を提案した)。

bring something in:in =中に。
「を導入する、取り入れる」。 Our school brought in a new computer system last year.(私たちの学校は昨年新しいコンピューターシステムを導入した)。
◆屐瞥益)をもたらす」。Their fundraising efforts have brought in more than $1 million.(彼らの募金運動は既に百万ドル以上あつめた)。

bring someone in:
(人)を<・・・に>参加させる」。The government brought in a lot of volunteers on the project.(政府はその計画に多くのボランテイアを参加させた)。
◆屐雰抻,法法ΑΑΔ鯱行する」。The suspect was brought in for questioning.(その容疑者は尋問のために連行された)。
「(走者)を生還させる」。His single to right field brought in the runner from third.(彼のライトへのシングルヒットは三塁から走者を生還させた)。

bring … off:「をうまく成し遂げる、を救助する」。
副詞の off は「(ある場所を)離れて」が基本的なイメージですが、イメージが発展して「(時間的に)離れて」「期待・基準から離れて→減って、本調子ではなく、腐って」「外れて、とれて、脱いで」「(仕事などを)を休んで」「(電気などが)切れて、止めて」「(正規の値段から離れて)→割り引いて」、更に「離れて」がどんどん進んでイメージが膨らみ「すっかり、きれいさっぱり」のような意味でも使われます。
bring =「ある対象をある場所(話し手・聞き手・話題となっている場所)に移動させる」ですが、移動させるのに困難を伴う場合もあります。その困難を振り払って(off =離れて)移動した場合には、「移動させる」ことより「うまく成し遂げた」ことが強調されることになります。
The rescue team brought off the passengers and crew from the wrecked ship.(救助隊は難破船から乗客と乗組員全員を助け出した)。
A good omelet is very hard to bring off.(おいしいオムレツをつくるのは非常に難しい)。

bring someone on: bring someone on は「主に英:(学業などにおいて)(人)を育てる」の意で使われます。That music school brought on a lot of talented young musicians.(その音楽学校は多くの才能ある若い音楽家を次々と育てた)。

bring something on:
「(病気など)を引き起こす」。Stress can bring on illness.(ストレスは病気を引き起こすことがある)。A decline in the birthrate brought on a lot of social problems.(出生率の低下は多くの社会問題を引き起こした)。
◆屐陛卦い)穀物の生育を早める」

bring someone out:out=外に。「(内気な人)を打ち解けさせる」。
She needs friends to bring her out of herself.(彼女は彼女を打ち解けさせる友達が必要だ)。

bring something out:
 屐平契宿福砲鮴い暴个后◆ΑΑΔ鮟佝任垢襦廖 The band are bringing out a video.(そのバンドはビデオを出す予定だ)。
◆屐ΑΑΔ鯡世蕕にする、(ある点)を強調する」。The article brought the fact out into the open.(その記事は事実を公にした)。That’s just what I wanted to bring out in my speech.(まさにそれが私のスピーチで強調したかったことです)。
「・・・を引き出す」。The mother intends to bring out her children’s talents.(その母親は子供の才能を引き出すつもりだ)。

bring someone round/to:「(人)を正気づかせる」。
I brought the man round/to by shaking him.(私はその男を揺すって正気に返らせた)。

bring someone/something up: up =上に。「ある対象をある場所に移動させる」+「上に」(→意味が発展して出現・動作の終了・動作の仕上げを表わします)
「子供を育てる」。I was brought up in the country.(私は田舎で育てられました)。
「話題を持ち出す」。The election issue was brought up at the meeting.(選挙の問題が会議で提出された)。
「を吐く(vomit)」。She didn’t feel well and she brought up the supper.(彼女は具合が悪くて夕食を吐いた)。


多義語動詞(15)

「動詞の基本的な意味」と題して17の動詞を選んで2012年4月に解説しましたが、この内16が多くの意味を持っている「多義語」でした。今回、この16の動詞について若干補足してみました。その際、最近読み直している「英語のしくみがわかる基本動詞24」(小西友七著:研究者)を参考とさせて頂きました。下線部が今回追加したもの。

(15)「become」

多くの意味を持っている語を「多義語」といいます。「become」も多義語の1つです。多義語の動詞は日常よく使われる、従って「易しい」動詞でもあります。そしてそのルーツは通例「古英語(12世紀以前に使われていた英語)」に遡ります。「become」もその1つです。

しかし、多くの意味を持つ多義語といえども、その中核をなすイメージがあり、そこから色々な意味が派生していますので、「中核をなすイメージ」を押さえておくと多義語が比較的楽に使いこなせると思います。

「become」の「中核をなす意味」
「(少し時間をかけて変化して)ある状態になる」です。

補足説明(あくまで例示ですが、もしあなたが先生なら生徒に次のような説明をすると生徒の理解が深まると思います)。
語源的には「be(・・・の近くに)+come」(・・・の近くに来る)」で、自動詞と他動詞の両方で使えます
。自動詞では「・・・になる」(get より堅い語です)、他動詞では「・・・に似合う」という場面で使えます。
She became tall.(彼女は背が高くなった)。文型的には「SVC」の第2文型です。tall のところに tired(疲れた)/ill(病気の)/angry(怒った)等の形容詞が来ます。She was tall. は「彼女は背が高かった」と、その時の状態を表しますが、She became tall. は「(少し時間をかけて変化して)背が高くなった」と時間の流れが入って来ます(She became tall and was tall. ということです)。
「これから・・・になる」の意では「be」と交換可能です。「I want to become/be a teacher. (先生になりたい)」。テレビのコマーシャルに「Be a driver.」というのがありますが、「ドライバーであれ」ではなく「ドライバーになりなさい」の意です

「becomeの具体的な使い方」
She became the first female astronaut in Japan.(彼女は日本で初めての女性宇宙飛行士になった)
What has become of him lately? (最近彼はどうなった?→どうしている?)
She became the Minister of Foreign Affairs.(彼女は外務大臣に任命された)
That dark blue suit really becomes you.(その濃紺のスーツは本当にお似いです)。この使い方は「かたい」と言われていますので、会話では suit / go with / be suitable for を使って下さい。

become acquainted with …:・・・と知り合いになる、・・・を知る
become effective:(法律などが)実施される
become independent of …:・・・から独立する
以上の3つは become の代わりに be を使えば、夫々「知り合いである、知っている」「実施されている」「・・・から独立している」の意となります。becomeとbe のイメージの違いを確認して下さい。

所謂「動詞句」は、特にはありません。

多義語動詞(14)

「動詞の基本的な意味」と題して17の動詞を選んで2012年4月に解説しましたが、この内16が多くの意味を持っている「多義語」でした。今回、この16の動詞について若干補足してみました。その際、最近読み直している「英語のしくみがわかる基本動詞24」(小西友七著:研究者)を参考とさせて頂きました。下線部が今回追加したもの。

(14)「say」

多くの意味を持つ多義語といえども、その中核をなす意味があり、そこから色々な意味が派生していますので、「中核をなす意味」を押さえておくと多義語が比較的楽に使いこなせると思います。

「say」の「中核をなす意味」
「ある内容を(口頭であるいは文字で)言う」。

補足説明(あくまで例示ですが、もしあなたが先生なら生徒に次のような説明をすると生徒の理解が深まると思います)。
主語が人間なら「言う」、主語が物ならば通例「書いてある」の日本語が対応。
《say / speak / talk / tellの違いについて》
say:ある内容を(口頭であるいは文字で)言う⇒口頭の場合は漫画の「吹き出し」をイメージして下さい
speak:(声に出してことばを)話す
talk:(相手と)話す
tell:相手にある内容を伝える
D樟槝男,魎崟槝男,謀彰垢垢訃豺隋◆say」「tell」は本動詞に使えるが「speak」「talk」は使えない。
つ樟槝男,痢She said, “Do you like me?”」を間接話法にする場合には「say」の内容から「She asked me if I liked her.」としなければなりません。「She said, “Come to my office”」は「She told me to come to her office.」


「sayの具体的な使い方」
She didn’t say a word.(彼女は一言も言わなかった)
The boy said, “Mom, I’m home.” (「ママ、ただいま」と男の子は言った)⇒“Mom, I’m home.”の部分が漫画の「吹き出し」です。
The boy said to his mother that he was home.(上記を間接話法で表現)
What does that sign say over there? (あそこの看板には何と書いてあるの)⇒書かれていたり、あるところに見える場合に、ある情報又は指示を与える(give written information)イメージです
She is said to be able to speak seven languages. (彼女は7ヶ国語しゃべれるそうだ)
say grace (〔食事の前に〕お祈りをする) ⇒「言葉を繰り返して言う(repeat words)」イメージです
say to oneself (心の中で思う)
that is (to say) (つまり、すなわち)
to say nothing of … (・・・はいうまでもなく)
Let’s get some sushi; what do you say? (お寿司を食べにいこうよ。ねえ、どう?) ⇒「意見を言う(express opinion)」イメージです。
Good-bye, Taro. Say hello to your family. (太郎、さよなら。ご家族に宜しく)

sayはイメージの膨らみを持った言葉ではありませんので、所謂「動詞句」はないと考えてよいでしょう。

多義語動詞(13)

「動詞の基本的な意味」と題して17の動詞を選んで2012年4月に解説しましたが、この内16が多くの意味を持っている「多義語」でした。今回、この16の動詞について若干補足してみました。その際、最近読み直している「英語のしくみがわかる基本動詞24」(小西友七著:研究者)を参考とさせて頂きました。下線部が今回追加したもの。

(13)「let」
多くの意味を持つ多義語といえども、その中核をなす意味があり、そこから色々な意味が派生していますので、「中核をなす意味」を押さえておくと多義語が比較的楽に使いこなせると思います。

「let」の「中核をなすイメージ」
make とは異なり「相手の意志・意向を尊重したり、ことが自然に流れるままにさせる」「妨げないでさせる」イメージを持つ言葉です。

補足説明(あくまで例示ですが、もしあなたが先生なら生徒に次のような説明をすると生徒の理解が深まると思います)。
「let」には日本語の「・・・させる」が対応しますが「妨げない」で「させる」のがポイントです。
学校では「使役の let, make, have, get」と習いましたが、夫々の「使役」のニュアンスは次の通りです。厳密な意味で「使役」のニュアンスがあるのは「make」だけです。
let A do:A が・・・するのを自由にさせてやる
make A do:A に(強制的に)・・・させる
have A do(doing):A が・・・するという状態(結果)を持つ
get A to do(doing):A を手に入れて(説得して)・・・に向かわせる→A に・・・させる、してもらう。make ほど「強制力」を感じないので、日常会話の「・・・させる」に相当する場面ではよく使われます(例えば “Shall I get him to call you back?” 「彼に折り返し電話させましょうか?」)。
英では「(土地・建物などを)貸す」という意味でも使われます(米では rent)。これは「(土地・建物など)を解放して、使用を許す」という意味で「妨げないでさせる」という「let」のイメージが発展したのです

「letの具体的な使い方」
ある英々辞書では「allow(⇒認める、許す)」と説明してあります。次の様な場面で使われます。
 ΑΑΔ気擦襦米虻遏 ◆ΑΑΔ気擦堂爾気 ・・・しましょう ぁΑΑΔ気擦討笋蠅覆気 ァΑΑΔ靴茲 ΑΑΑΔ両態にさせる。
I wanted to go there but my wife wouldn’t let me (go). (私はそこへ行きたかったが、妻が許してくれなかった)
Let me know when you come.(いつ来られるかお知らせ下さい)
Let me take your coat. (コートをお預かりしましょう)
Let him go by himself. (彼をひとりで行かせてあげなさい)
She pulled down her hair and let it fall to the full length.(彼女は髪をほどいて、下にたらした)
“Let there be light” (光があるようにしなさい→「光よあれ(創世記より)」
Let’s go. (行きましょう)。この意味で使う場合は Let us go. と書いてあっても発音は [let’s]。
let a passenger through(in) 乗客を通す(中に入れる)
Let me see. / Let’s see.:ええと、そうですね

[letを使った動詞句]
動詞句は「ΑΑΑΔ両態にさせる」の使い方が中心になります。「・・・の状態」の部分に主に副詞が来ます。意味としては副詞の前に “go” があると考えると分かりやすいです。

let …by:by = そばに、通り過ぎて。「・・・を通してやる」「・・・を見逃す」。Please let her by.(どうぞ彼女を通してやってください)。

let something down:down=下に。
 屐ΑΑΔ髻覆罎辰り/段階的に)おろす・下げる」。The New Oxford Dictionary of English では “lower something slowly or in stages” と(ゆっくり/段階的に)というニュアンスが書いてあります。let を使うのですから、無理にそうするのではなく、自然にそうなる感じ(そうなるのを妨げない感じ)の時に使います。
They let down a basket on a chain.(彼らは鎖で籠を〔ゆっくり〕降ろした)。
When she lets her hair down it reaches her waist.(彼女が髪をおろすと腰に届きます)。
let down と自動詞で使うと「着陸前に飛行機・パイロットが下降する」。
(服を、すその折り返しを使って)長くする」。You can let a coat down.(すその折り返しを利用して服の丈を長くできます)。
では「タイヤの空気を抜く」の意味でも使われます。

let someone down:down は「下に」のイメージですが、up が、勢いがある状態を表わすのと反対で「弱って、低下して」のイメージになります。“down and out” は「おちぶれて、うちひしがれて、KOされて」の意味になります。
「(期待や約束などを破って)(人を)がっかりさせる」。「人を down の状態に自然にさせる」→ He said he’d come to help me; but he let me down. He never turned up.(彼は私の手伝いに来てくれると言ったが、私をがっかりさせた。彼はやって来なかったのです)

let … in:in=空間内に。「・・・を中へ入れてやる」。
If you mention my name to the guard he will let you in.(守衛に私の名前を言えば、あなたを入れてくれるでしょう)。

let oneself in for …:「(困難な状況など)に巻き込まれる」。
I didn’t know what I was letting myself in for.(私は何に巻き込まれているのか分からなかった)

let someone in on/into A:「人にA(秘密など)を打ち明ける」。Don’t let him in on the secret.(彼にその秘密を打ち明けるな)。

let something into A:「物をAにはめ込む」。
The basin is partly let into the wall.(洗面台は一部壁にはめ込まれている)。「はめ込まれている」とはいっても letのイメージを持つのでトンカチして無理やり入れ込まれた感じはありません。

let someone off:off=離れて。
人を(罰・仕事など)から放免する」。
I thought that the judge was going to fine me, but he let me off.(判事は罰金を課すだろうと思ったが、放免してくれた)。意味的には、off の後がthe punishment となります。
He let me off work for the day.(彼はその日は仕事を免除してくれた)。
let someone off the hook は「人を窮地から解放してやる(off the hook = 受話器が外れて、窮地を脱して)」の意。
∧弧によっては、「人を乗り物から降ろす」意味になります。
Could you let me off at the next stop, please? (次の停留所で降ろしていただけますか)。文脈からoff を前置詞で使うなら、offの後がthe bus となります。

let something off:
 屐陛緩ぁ砲鯣射する」「花火を打ち上げる」。let off fireworks(花火を打ち上げる)。
◆屐糞ぢ痢Ρ嫗痢砲鮟个后∀海蕕后廖let off steam(〔機関車などが〕蒸気を吐き出す)。
´共「流れ・勢いを止めないでそのまま離れて行かせる」イメージです。

let out:out=外に。
(董Ъ動詞で使われて「〔出席者が帰れるように〕(授業・会議・芝居等が)終了する」。His classes let out at noon.(彼の授業は正午で終わった)。

let out …:out=外に。
 屐覆燭畭、声など)を出す」。He let out a sigh of happiness.(彼は幸せのため息をついた)。「幸せなため自然に出てくるため息をそのまま出させる」イメージです。
◆屐僻詭)を漏らす」。She let out that he’d given her a lift home.(彼女は彼が家まで車で送ってくれたと漏らした)。これも「自然に漏らした」イメージです。
「(服を直して)大きくする」。Please let this dress out at the waist.(このドレスをウエストのところで大きくして下さい)。out の前に go を補ってみると分かりやすいです。
ぁ屐ΑΑΔ魍阿暴个后廖He opened the door and let out the dog.(彼はドアを開けて、犬を外に出してやった)。

Please let go of my hand. はPlease let yourself go of my hand. の意(どうか、あなた自身が私の手から離れて行くのを邪魔しないで下さい→私の手を放して下さい)。He let go of the rope.(彼はロープを放した)。

多義語動詞(12)

「動詞の基本的な意味」と題して17の動詞を選んで2012年4月に解説しましたが、この内16が多くの意味を持っている「多義語」でした。今回、この16の動詞について若干補足してみました。その際、最近読み直している「英語のしくみがわかる基本動詞24」(小西友七著:研究者)を参考とさせて頂きました。下線部が今回追加したもの。

(12)「put」
多くの意味を持つ多義語といえども、その中核をなすイメージがあり、そこから色々な意味が派生していますので、「中核をなす意味」を押さえておくと多義語が比較的楽に使いこなせると思います

「put」の「中核をなす意味」
「あるところに位置させる」が基本イメージです。

補足説明(あくまで例示ですが、もしあなたが先生なら生徒に次のような説明をすると生徒の理解が深まると思います)。
「put」の「中核をなす意味」は「あるところに位置させる」ですので、通常「あるところに」に対応する副詞(句)を伴います。
我々普通の日本人にとって、put に対応するいくつかの日本語から瞬間的に浮かぶ英語は多分次ぎの様になると思います。置く= put、活ける=(フラワーアレンジメントから)arrange、かける=(ハンガーから)hang、入れる=(しばらく考えて)put、つける= attach、動かす= move、記入する= fill in、言い表す= describe、翻訳する= translate、(意見・質問などを)差し出す= give/say/ask、 課す= impose、(ある状態に)置く= put、(ある状態に)する= make/have、位置付ける= put/place/position/evaluate、評価する= evaluate、載せる→「物を載せる」= put、「新聞に広告を載せる」= 著者は ”put an advertisement in a newspaper” なる表現を知っていますが大抵の人は?となるでしょう、添える= attach。これだけの言葉が瞬間的に出て来る人は相当英単語を知っている方であると推定されます。大抵の人は瞬間的には「?」が多いのではないでしょうか。そんな時は、頭の中の絵(イメージ)を思い浮かべ、その動作の基本となる動きを見つめて下さい。そして「何か・誰か或は自分をあるところに位置させる(日本語では、同じイメージでも目的語が何か・誰か或は自分かによって対応する表現が異なります)」動きであれば put が使えます(しかし、put でなければならないということではありません。上で出てきたような言葉でも構いません)。夫々の日本語に対応する英語の言葉を全部身につけるのは至難の業ですので、このように広いイメージを持った動詞・前置詞・副詞を上手に組み合わせて使いましょう。
「putの具体的な使い方」
学校では「置く」と習いましたが、「置く物(put の目的語)」とそれに続く「置く場所(副詞、前置詞句等によって表現される)」によって対応する日本語は多岐に亘ります。|屬、活ける、掛ける、入れる 付ける F阿す さ入する ジ世ど修后∨殘する ァ憤娶・質問などを)(・・・の前に)差し出す Σ櫃 А覆△訃態に)置く、する ┛銘嵒佞韻襦評価する、等。その他「載せる」「添える」といった場面でも使えます。名詞で使われると「(砲丸投げなどの)ひと投げ」「(フェンシングの)ひと突き」「売りつけ選択権→〔プット・オプション〕という言葉は日経新聞等にはよく出てきます」、形容詞で使われると “stay put” で「じっとしている」の意味になりますが、”put” のイメージを掴むのに役に立ちます。日本語でも、(野球で)ピッチャーが「球を置きにいく(ストライクを取るために、思い切り投げないで、ストライクの範囲に置くように優しいボールを投げること)」という表現がありますね。

[put のイメージを掴んでいただく為に]  対応する日本語が多岐に亘ることを確認下さい。
put the book on the desk(机の上にその本を置く)
put strawberries on the cake(ケーキの上にイチゴを載せる)
put a bandage on the arm(腕に包帯を巻く)
put the hat on a hook(その帽子をフックに掛ける)
put some flowers in the vase(花を花瓶に活ける)
put the apples in/into the box(そのリンゴを全部その箱に入れる)
put some sugar in the coffee(コーヒーに少し砂糖を入れる)
put one’s hands into one’s pockets(ポケットに両手を入れる)
put a broach on the dress(そのドレスにブローチを付ける)
put one’s hand to one’s mouth(口に手を当てる)→驚いた時の仕草です。
Please put the desk nearer to the wall.(その机を壁の方にもっと寄せて下さい)
He put his name at the bottom of the letter.(彼は手紙の最後に署名した)
How would you put that Japanese expression into English? (〔あなたなら〕その日本語の表現をどう英語にしますか)
His suggestion was put to vote and passed unanimously.(彼の提案は投票にかけられて満場一致で可決された)
put a tax on shochu(焼酎に税金をかける)
Please put yourself in my place.(私の立場になってみて)
I put my family above my job.(私は仕事より家族を重んじる)

次は慣用表現(動詞句を除く)。
put(set) … in order:・・・を整頓する、修理する
put(bring) … into effect:・・・を施行する
put … into practice:・・・を実施する
put … on hold:・・・を延期する
put … to use:・・・を利用する
put an end to …:・・・を終わらせる
put someone in danger:人を危険にさらす
put pressure on …:・・・に圧力をかける

[put を使った動詞句]
put は「あるところに位置させる」という広いイメージを持ち、前置詞・副詞と結びついて多くの動詞句を作り出しますが、そのいくつかを紹介します。目的語が人か物・事かにより、対応する日本語が異なることに特に注目してみて下さい。逆に言えば、「あるところに位置させる(動かす、置く、取り付ける等)」イメージなら、対応する日本語が何であれ “put” が使えるということです。
put something across(over):「(考えなどを)旨く伝える=communicate successfully; cause to be understood(across=横切って)」。He found it hard to put his ideas across to his boss.(彼は自分の考えをなかなか上司に分かってもらえなかった)→「自分の考えを(自分と上司との間に横たわる心理的な溝を横切って)上司のところにまで(動かして)位置させる」イメージ→「分かってもらう」。口語では「・・・をうまくやる」の意でも使えますが、イメージは同じです(acrossは十字を切るようにある一線を越えて行くイメージです)。The team put the project across marvelously.(チームは計画を見事に、ある一線を越えて位置させた→やり遂げた)。以上の場合の across は副詞ですが、前置詞として使い put a bridge across the river なら「橋を川に渡す」意になります。

put something aside/by:「aside=わきに、かたわらに」「位置させる」
 屐覆金を)将来に備えて蓄える = save for future use」。 He put some money aside for his son.(彼は息子のためにいくらかのお金をためておいた)。これが主要な使い方です(Longman の Handy Learner’s Dictionary には、この使い方しか掲載されていません)。
◆屐粉蕎陝過去の不和などを)忘れる」。日本語でも「それは横に置いといて」といいますよね。They put aside some differences and cooperated on the project.(彼らは、いくつかの意見の相違を横に置いておいて、そのプロジェクトに協力した)
J源通り「をわきに置く、片付ける」の意味でも使えます。 He put his work aside and made some coffee.(彼は仕事をやめてコーヒーを入れた)。
以上何を脇に置くかで日本語の対応が変わってくるのが実感できますね。

put something away: away=視点の置かれたところから離れて・離させて →イメージが発展して〔取り除いて・全部使ってしまって・撲滅して〕〔安全な・秘密の場所に置いて〕、 awayは更に「動作の継続」を意味する場合もあります(talk away = しゃべり続ける、work away = せっせとする、勉強し続ける)。これは「動作の継続」が他のことを寄せ付けないイメージと重なるからだと思われます(= 離れて・離させて)。put が「あるところに位置させる」が基本イメージですので、これとの組み合わせで、put something awayは次のような使い方がされます。
例は「〔引き出しや食器戸棚に〕(物を)片づける→〔安全な場所に置いて〕のイメージ」意で使われます。”Put your toys away, Jin, it’s bedtime.”(「仁、おもちゃを片付けなさい。寝る時間ですよ」)
◆屐覆金を)将来に備えて蓄える→〔秘密の場所に置いて〕のイメージ」→ put one’s pocket money for a rainy day(まさかの時に備えて小遣い銭を蓄える)。
口語としては「(大量に)を食べてしまう・飲んでしまう→〔全部使ってしまって〕のイメージ」、「動物を(病気・怪我・年のために)殺す→〔撲滅して〕のイメージ」等の意味で使われますが、日本語でも「片付ける」という言い方で、このような意味を表すこともあり、文脈から意味を類推するのは難しくありませんね。

put someone away:人を離れたところの位置させるイメージになります。「(受け身で使われて)刑務所・精神病院に入れる、(スポーツで)敵を打ち負かす」の意味で使われます。He deserves to be put away forever.(彼は永久に監獄に入れられてしかるべきだ)→日本語の「流刑」「隔離」「遠島」「島流し」も「離れて」のイメージがありますよね。They wasted a chance to put the other team away.(彼らは相手チームを負かすチャンスを逸した)→日本語でも「寄せ付けない」という表現があり、似ていますね。

put something back:「(物を)元の所へ戻す、を先に延ばす、を遅らせる(delay)」(back=後ろに、元に)。Put the tools back where they belong.(道具をあるべきところに戻して下さい)。The start of the new semester was put back a week because of the flooding.(洪水のため新学期の開始は、〔予定が〕1週間ほど〔前から動かされて〕後ろの方に置かれた→1週間延期された)。

put back a clock/watch :「時計(の針)を戻す」「時計(の針)を戻す→昔の習慣に戻る」。You’re trying to put the clock back.(君は時計の針を昔に戻そうとしている→時代遅れだよ)。「時代遅れの」は、服なら ”old-fashioned”、情報なら “out-of-date”、コンピューター等なら “outmoded” が使えます。

put something down: down=「下に」が基本的なイメージで、「下方への動き」をイメージさせることから「下に」「北から南へ」「話し手から離れて」「下流へ」「低いところに」「時間を過去から下がって」→イメージが発展して「倒れて・倒して」「(自分の体をかがめる)→何かに集中して、完全に(綺麗にする・磨く)」「勢い・数量の低下(弱って、減少して)」「安定・固定(抑圧して、落ち着かせて、固定して、文章に書きとめて、頭金で)」→複数の「英和辞書」からイメージが展開し易いように編集し直しました。
 屐癖源通り)物を下に置く」。He picked up the saucepan and put it down at once because the handle was almost red-hot.(彼はなべを持ち上げたが、取っ手が真っ赤になるくらい焼けていたので、すぐに下に置いた)。
◆崢丹気垢襦control; defeat)」。Troops were used to put down the rebellion.(反乱を鎮圧するために、軍隊が使われた)。「反乱を下に位置させる(→安定・固定→抑圧して)」→「鎮圧する」。
「書き留める(record in writing)」。Put down his telephone number before you forget it.(忘れないうちに、彼の電話番号を〔紙に〕書いておきなさい)。「(記憶だけを頼りにするには直ぐ忘れてしまう)不安定な電話番号を「安定させる」イメージです。「〔紙に〕書き留める」ということは「記憶を安定させる」という働きをします。
ぁ崙以を(病気・怪我・年のために)殺す(kill)」→婉曲表現。通常受動態で使われます。これはdown は「勢いの低下(弱って)」→「安定」のイメージです。New York Times に掲載された例では “Because of all her barking and complaining, she really needs to be put down. A humane shot at a veterinarian’s would be an easy way to do it.”(「あんなに吠えたり、苦しがっているのを見ると、彼女は〔メス犬〕本当に楽にしてやる必要がある。獣医に行って安楽死させてやる注射が手っ取り早いのだが」)。単に「殺す」のではなく「楽にさせてやる」イメージです。
ァ屐平べ物・飲み物)を〔塩漬け等にして、或は熟成のために〕貯蔵する(preserve or store food or wine for future use)」。著者は何故このような使い方をするようになったのかは知りませんが、想像するに “put someone down” に “lay a baby down to sleep(赤ちゃんを寝かしつける)” という使い方がありますので(Oxford)、このイメージかと思われます(日本語の「寝かす」のイメージ)。この使い方はOxford, Concise 共紹介していますが、英和辞書では何故か1部の辞書しか取り上げていません(通常は英和辞書の使い方例の方が英々辞書より遥かに多いです)。
Α屐僻行機)を着陸させる」。飛行機が主語なら put down で「自分を低いところに位置させる」→「着陸する」。The plane put down on the runway.(飛行機は滑走路に着陸した)。
А屐米金)を払う」。He put a thousand down and paid the rest over six months.(彼は1000ドル頭金を払い、残りを6ケ月払いした)。辞書には down の訳語として「現金で、頭金として」が出ていますが、手付け金を払うことで取引が成立する(→安定のイメージ)ことが背景にあると思います。down payment は「頭金」の意。
─峅然覆魏爾欧襦廖The prices were put down.(価格が下げられた)。イメージは「数量の低下」。
「(議題)を出す」。A proposal for a new park was put down at the city council meeting.(新しい公園の建築案が市議会で提出された)。put down a motion(動議を提出する)。put は「あるところに位置させる」という広いイメージを持ちますが、「提案」とか「動議」を「あるところに位置させる」とは「提出する」ということになります。これが down と結びつくのは「提出する」というイメージは何かを「自分の手から離す」イメージと重なるからだと思います。「提案」とか「動議」を「自分の手から離して」「あるところに位置させる」→「提出する」。

put something down to …:「(ある悪い事の原因を)・・・であると考える、・・・のせいにする(state that something is caused by …)」。John’s wife put his bad humor down to overwork at the office.(ジョンの妻は彼が機嫌が悪いのは会社で働きすぎたせいだと思った)。put は「あるところに位置させる」が基本イメージですので、責任とか罪とか失敗のように何か悪い事をイメージさせる言葉を目的語に取ると「・・・のせいにする」というイメージを送ることになります。この時の put の動きは「何か悪い事を人の上に直接位置させる」又は「何か悪い事を、原因のところに接して位置させる」或は「何か悪い事を上から下に降ろして、原因のところに位置させる」の3通りがイメージできます。順に “put something on …” “put something to …” “put something down to …” の表現になるものと考えます。従って上記例文は down なしでも成り立ちます。

put someone down:
 屐文語)(人)を(人の前で)やっつける、けなす(cause to feel unimportant)」。His wife is always putting him down.(彼の奥さんは、いつも彼をこきおろしている)。Don’t put down yourself.(自分を卑下してはいけないよ)。「低いところに」のイメージです。日本語でも「下」には「他より地位・格式・能力などが低いこと」の意がありますね。
英:「(車などから)(人)を降ろす [allow to leave a vehicle]」」。 Put me down at Picadilly Circus.〔ピカデリーサーカスで降ろして下さい〕)。車から ”to a lower level” のイメージです。
「を寝かせる」。The baby is always put down at 7 p.m.(その赤ん坊はいつも午後7時に寝かしつけられる)。「赤ん坊が下に置かれる」→「寝かしつけられる」。反対のイメージは up で We stayed up late.(我々は寝ないで遅くまで起きていた)の様に使われます。
put something up:up=「上に」、このイメージを利用して「起こして・立てて」「勢い・数量の増加」「出現」「動作・状態の仕上げ〔すっかり、完全に、終わって、用意が出来て〕」。
put something upは「対象物を」「up=上へ」「位置させる」が基本的なイメージとなります。
 屐米質などを)建てる、(テント)を張る [raise]」。He put up a tent in the garden.(彼は庭にテントを張った)。put up a statue(銅像を建てる)。「起こして・立てて」のイメージです。単に「家を建てる」なら “build a house”、「棟上」は “houseraising”。
◆屐兵蝓砲鮠紊欧 [raise]」。Put up your hand if you have a question.(質問があれば手をあげなさい)。「上に」のイメージ。
「(掲示版・看板などを)かかげる(put in a public place)」。put up a notice(掲示を出す)。put up … for sale(・・・を売りに出す)。→「掲示版・看板などを自分以外の人の目によく見えるように上の方に位置させる」イメージです。
ぁ屐娘腓鳳僉諭蔽傭覆髻望紊欧 [raise]」。put up the price(値段を上げる)。上記の 「勢い・数量の増加」のイメージ。
ァ屐覆金)を拠出する(supply)」。対象物がお金の場合「金を」「up=(自分以外の人の目によく見えるように)上へ」「位置させる」→事業とか企てを援助する場合には拠出金として、皆が見えるところにある箱の中みたいなところに、お金を入れるイメージになります。このイメージを使った表現だと思われます。Five countries have put up money for the space station.(宇宙ステーションのお金を5ケ国が出している)。

対象物が髪であれば「髪をセットする(She had her hair put up at the beauty parlor〔彼女は美容院で髪をセットしてもらった〕)→下げていた髪を結い上げるイメージです」、傘なら「傘をさす(傘をさす時には傘を上に上げますよね)」、梯子なら「かける(put up a ladder)」、抽象語、例えば「争い」なら「闘争する(put up a struggle)」、「要求」なら「要求を出す(put up a proposal)」のような日本語が対応しますが、イメージは全て「対象物を」「up=上へ」「位置させる」です。

put someone up:「人を」「up=上へ」「位置させる」
 屐平諭砲髻憤貉的に)泊める(provide food and lodging for …)」。If you come to Tokyo, I will put you up.(東京に来たら泊めてあげましょう)。日本語でも「上がってもらいなさいよ」と言う表現がありますね。自動詞としても使えます。
「宿泊する」We put up at a small hotel by the lake.(湖畔の小さな宿に泊まった)。
◆屬髻文補者として)擁立する」。They put up the mayor as a candidate for governor.(彼らは市長を知事候補に擁立した)。「自分以外の人の目によく見えるように上の方に位置させる」イメージです。put up for …なら「自分が・・・に立候補する」(自動詞)。

put up with … :「・・・をじっと我慢する(suffer without complaining)」。「・・・と一緒に(with)→・・・のことで」(自分を)「upの状態に」「位置させる」→ up は「(活動が)いきおいよく←勢い・数量の増加」という意味でも使われます(The fire flared up. 火は勢いよく燃え上がった)。従って、put up with …には「へこたれない」というニュアンスがあります。I can’t put up with these insults any more.(もうこんな侮辱には我慢ならない)。

put something forth:forth = 前へ、先へ。「意見・提案などを出す、力をだす」。
put forth every effort(全力を出す)。日本語でも「自説を前面に押し出す」という言い方がありますね。

put something forward:forward=前方へ。「(提案などを)提出する(suggest)。The mayor put a new park plan forward to the city council.(市長は新たな公園計画を市議会に提出した)。put back の反対で「(時間・日付)を早める」の意でも使われます。The new school semester was put forward a week(新学期は1週間繰り上げられた)。

put forward/on a clock/watch :「時計の針を進める」。 move aheadでも同じ。 I moved all our clocks and watches ahead twenty minutes before I went to bed last night.(昨晩寝る前に全ての時計を20分進めておいた)

put oneself forward:「でしゃばる、目立つようなことをする」。She put herself forward as a competent secretary.(彼女は有能な秘書であると自薦した)。「自分を前面に押し出す」→「でしゃばる、目立つようなことをする」。

put something in:in が副詞として使われると「中への移動」を示して「中に〔へ〕」、「状態」を示して「在宅して、〔乗り物・手紙などが〕到着して、提出して、収穫期で、流行して、〔潮が〕満ちて、〔テニスなどでボールが〕ラインの内側に着地して」のような意味を表します。「中への移動」から「崩壊する、崩れ落ちる、内側に倒れる」ようなイメージにも発展します(cave in 〔・・・の上に〕崩れ落ちる、kick in 〔戸など〕をけり破って入る、break in 〔無理やり〕建物に侵入する等)。
put something in は「何かを」「中に(どの中かは文脈によります)」「位置させる」が基本イメージとなります。
 屐瞥弋瓩覆匹鮴擬阿法暴个后∪禅瓩垢襦廖He put in a claim for compensation because he had lost his luggage in the train crash.(彼は列車の衝突事故で手荷物をなくしたので、正式に補償の請求をした)。何故このような使い方がされるのか分かりませんが、日本でも庶民の要求・不満などの投書を受けるため評定所の門前に「目安箱」を置かせましたが(徳川吉宗の時代)、何か要求書や請求をする場合訴状のようなものを当局(が管轄する箱の中)に提出させたところから来たのかも知れません。何れにしても in は「ある空間内に」をイメージさせますので、「要求・申込み等を正式に処理してもらえる場所内に」のイメージとなります。out が「あるべき場所になくて」の意味になることがありますが、in は反対に「あるべき場所に」と考えてもよいでしょう(He’s not in. = 彼はいるべき場所にいない→外出中)。
◆崟瀉屬垢襦廖 The school has put in twelve new computers for the students’ use.(学校は生徒用に新しいコンピューターを12台設置した)。「新しいコンピューターを(学校の)中に位置させた」→「設置した」。
「(意見・言葉を)差し挟む」。He is always putting in his unwanted opinions.(彼はいつでも余計な口出しをする)。「求められていない意見を(他人の会話の)中に位置させる」→「口出しをする」。
ぁ屐紛癲時間・努力を)注ぐ」。 The students put in a lot of time cleaning up the classroom.(生徒たちは長時間かけて教室を掃除した)。「長時間を(教室の掃除の)中に位置させた」→「長時間かけた」。
ァ屐平Α砲砲弔韻襦廖We put in a housekeeper.(私たちは家政婦を雇った)。1人の家政婦を〔働いてもらうために〕(家の)中に入れる→家政婦を雇う。
自動詞で「(船が)立ち寄る」。The ship put in at Havana.(船はハバナに寄航した)。「船が(自分自身を)ハバナで(港の)中に位置させた」→「寄航した」。

,鮟き前後関係から、何の中に位置させるのかは明らかですので、意味を類推するのに問題は少ないですね。

put in for (a job, a post, six months’ leave等):「・・・を正式に申し込む(for=・・・に向かって)」。They are looking for a lecturer in English. Why don’t you put in for it? (英語の講師を求めています。応募したらどうですか)。上記,了箸な+for の合わせ業。

put something off:副詞の off は「(ある場所を)離れて」が基本的なイメージですが、イメージが発展して「(時間的に)離れて」「期待・基準から離れて→減って、本調子ではなく、腐って」「外れて、とれて、脱いで」「(仕事などを)を休んで」「(電気などが)切れて、止めて」「(正規の値段から離れて)→割り引いて」、更に「離れて」がどんどん進んでイメージが膨らみ「すっかり、きれいさっぱり」のような意味でも使われます。
put something off は「何かを」「離れて(どこから離れるかは文脈によります)」「位置させる」が基本のイメージです。
 崟莟笋个靴砲垢襦廖『ある行動(例えば、宿題等)を「視点のあるところから離して」「位置させる」』イメージです。学校では「put off = 延期する。例えばput off the meeting = 会議を延期する」と習いましたし、英和辞書・熟語集等もそのように扱っていますが、少しニュアンスが違います。 put off は「自分の都合で先に延ばす」ニュアンスの言葉ですので、運動会が雨で順延になったような場合は “postpone” というニュートラルな言葉を使って下さい。延期する=postpone、先延ばしにする=put off と覚えた方がよいでしょう。Don’t put off till tomorrow what you can do today.(今日出来ることを明日まで延ばすな)。 I’ve been putting off going to the dentist.(私は歯医者に行くのを先延ばしにしている)。これが主な使い方です。英々ではこの使い方しか紹介していません。
◆屬鮗茲蟲遒襦廖Put off your silly ideas.(〔馬鹿げた〕考えは捨てなさい)。この場合の視点は「あなたの頭」にあります。
「(電気)を止める → Put the lights off.〔明かりを消しなさい〕」
ぁ屐兵動詞で)船が出る、飛行機が離陸する→自分自身を〔港・飛行場から〕離れたところに位置させるイメージです」場面でも使えます。
「off=(ある場所を)離れて」ですから、どこに視点があるかをよく見極めてください。

put someone off:「人を off の状態に位置させる」
 屐平佑箸痢北鸞をキャンセル・延期する)」。 I had invited some guests to dinner but I had to put them off because a power cut prevented me from cooking anything.(お客様を招待していたのですが、停電で料理が何もできなくなったので、先延ばしするようにお願いしなければなりませんでした)。カレンダーにスケジュールを記入する際人の名前を書きますが、その名前を「視点のあるところから離して」「位置させる」イメージです。
◆屐平佑法剖縮・熱意を失わせる」。 I wanted to see the exhibition but the queue put me off.(展覧会を見たかったが、長い行列が出来ていたのでやめてしまった)→視点は展覧会(への興味・熱意)。
「(人を)はねつける」。She had a coldness that just put me off.(彼女には私を寄せ付けない冷たさがあった)→視点は彼女。She was put off by his arrogance.(彼女は彼の尊大さに嫌気がさした)→視点は彼。
ぁ屐平佑竜せち)をはぐらかす」。 He tried to put us off with smooth talk.(彼は調子のいいことを言って私たちをはぐらかそうとした)→視点は関心のある事。
ァ屐幣莎辧砲鮃澆蹐后廣視点は車にあります。

put on (clothes/glasses/jewelry):前置詞の on は「接触(・・・の上に)・近接(・・・の近くに、・・・に面して、・・・に沿って、・・・の側に)」を表しますが、副詞のonはこのイメージが広がって「上に、表面に、のせて」「(自分の体)の上に→身につけて、着て、はいて、かぶって」「・・・に沿って(ずーと)→続けて、どんどん、前方に→進行中で、行われて、上映されて、予定で、より先に、ずっと続いて」「(接触→つながる)→通じて、作動中で」のイメージを動詞と文脈に応じて送ります。前置詞の on とoff とは反対のイメージになりますが、イメージが広がった副詞は全部が全部反対のイメージとはなりません。

put on の目的語が衣類・眼鏡・宝石等の体に付けるものの場合には、接触する先は体がイメージされ「(服を)着る、(眼鏡を)かける、(宝石を)付ける」の日本語が対応します。身につける場合には全てput on で表現できます。反対は put off でも表現できますが、通常はtake off が使われます。何かを貼り付けたり、塗ったりする場合もイメージは同じなので使えます。She put on fresh make-up.(彼女は化粧し直した)。put a poultice on=湿布する。put on years:年を取る。

put on a light / gas / radio :電気・ガス・ラジオを on の状態に位置させる→「(電気・ガス・ラジオ)をつける」。反対は put off。Shall I put the light on?(電気をつけましょうか)。この延長で「(CD等)をかける」の意にもなります。

put on a meal :「(食事)の支度を始める」。「食事(の鍋)を火の上に置く」→「食事の支度を始める」というイメージです。She was moaning that he hadn’t put the dinner on.(彼女が嘆き悲しんでいたので、彼は夕食の支度を始めていなかった)。I put a pan on.(鍋を火にかける)。

put on an expression:「(ある表情を)装う、ふりをする」。ここでは「顔に接して」「表情を位置させる」意。He put on an air of indifference, which didn’t deceive anybody for a moment.(彼は無関心を装ったが、誰も少しもだまされなかった)。

put on a play:「(劇を)上演する」。The students usually put on a play at the end of the year.(学生は大抵は学年末には劇を上演します)。ここでは「舞台に接して」「劇を位置させる」意。前述したように do a play も使えます。

put on は「(値段・体重・時間・スピード)を増す」「金を賭ける」「(電話に人)を出す」の日本語が対応することがあります。
The news put 100 yen on the share price.(そのニュースで株価が100円上がった)。この場合 on は前置詞で「そのニュースで株価の上に100円を置いた→100円上がった」の意となります。
Hanako put on weight after she came back to Japan.(花子は日本に帰ってきてから体重が増えた)。「体重を自分の身につけた」イメージです。
He put £1000 on the horse to win.(彼はその馬〔の1着〕に1000ポンド賭けた)。この場合 on は前置詞。
Put taro on, please.(太郎を電話口に出して下さい)。接している先は電話口(線)。

put something out: out は「外に(で、は)」が基本的なイメージですが、このイメージが発展して「(仕事場・学校などを)休んで、(ある・いるべきところに)ない・いない」「外れて」「現れ出て、咲いて、出版されて」、さらに「動作」のイメージが付加されると「(内から外へ)出て、出して」「広がって、広げて」、「広がって、広げて」が進むと、やがて「なくなって、(機能が)停止して、尽きて、最後まで、すっかり」のような意味になります。
put something out は、「対象物を」「外に」「位置させる」が基本的にイメージです。Oford に掲載された使い方は次の6つです。
 屐別世りや火)を消す」。Put out that light.(あの明かりを消しなさい)。「あの明かりを、(機能が)停止した状態に位置させる」イメージです。
◆屐併などを使えるように)並べる」。She put out glasses and paper napkins.(彼女はグラスと紙ナプキンを並べた)。(戸棚の中の)グラスと紙ナプキンを外に置く→何のために→使うために→「(皿などを使えるように)並べる」の連想だと思われます。何故だか分かりませんが、英和辞書には紹介されていないようです。
「を発行する、放送する」。 A limited-edition single was put out to promote the album.(そのアルバムのプロモーションのために限定版のシングルが発行された)「レコードが外に位置させられる」→「発行される」。
ぁ屐粉慇瓠砲魍阿后廖She fell off her horse and put her shoulder out.(彼女は馬から落ちて肩を脱臼した)。
ァ屬魍庵蹐垢襦廖F本語でも「外に出す」といいますね。
Α屬稜藁呂鮟个后廖
文字通り「対象物を」「外に」「位置させる」の意味に使うことも出来ます。
She put her hands out to welcome me.(彼女は両手を差し出し私を迎えてくれた)
Please put out the trash before 8 a.m. tomorrow morning.(明日の朝8時までにごみを出して下さい)。

put someone out:
 屐平佑法北堆任鬚ける」。He is very selfish. He wouldn’t put himself out for anyone.(彼はとても自分本位な男だ。だれのためにせよ自分の迷惑になることは引き受けないだろう)
◆屐淵好檗璽帖法盟蠎蠅髻佑笋辰弔韻襦
「意識を失わせる(薬、麻酔等によって)」。
,蓮崢名錣両態の外に置く」△蓮崟錣状態の外に置く」は「意識の外に置く」イメージですが「何の外に置く」かは文脈から自然に明らかになります。

be put out:「気を悪くする、いらだつ」。 She was put out when I said that her new summer dress didn’t suit her.(彼女の新しい夏服は彼女に似合わないと言ったら、とても気を悪くしていた)。上記,琉佞亮身。

put someone through:through=「空間・平面・時間を通り抜けて」が基本イメージ。通り抜けている状態・通り抜ける経路だけではなく、通り抜けた結果も表します(副詞としては「通して」「・・・じゅう」「すっかり」「終わりまで」等の日本語が対応します)。
 屐陛渡辰如法ΑΑΔ髻磧ΑΑΑ笋砲弔覆欧襦to)」。Could you please put me through to Mr. Nishimura? (西村さんにつないで頂けますか)。
◆屐平諭砲魃臀して(学校)を卒業させる」。My uncle put me through school.(おじさんが<学費を出して>僕を学校に行かせてくれた)。この場合のthrough は前置詞。
「(試練・苦難など)を経験させる」。 I hate John for what he put me through.(私に経験させたことの件で、私はジョンを憎んでいる)。この場合のthrough は前置詞。

put something through:
 屐ΑΑΔ鬚笋蠖襪欧襦廖The mayor has put through his reform plans.(市長は改革計画をやり遂げた)。
◆屐糞聴討覆鼻砲髻糞腸颪覆鼻砲鯆眠瓩気擦襦廖The law has been put through Congress. この場合のthrough は前置詞。The law has been put through.(その法案は通過した)なら副詞。

put something together:「・・・を寄せ集める」「(集めて)くっつける」「(寄せ集めて)・・・を作る」。put the broken pieces of a vase back together(花瓶の破片を寄せ集めて元通りにする)。put together a book(本を編集する)。
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