「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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And Then There Were None

「And Then There Were None」補筆 (45)

red herring across the track

She went on:
A red herring - that’s the vital clue. Armstrong’s not dead … He took away the china soldier to make you think he was. You may say what you like - Armstrong’s on the island still. His disappearance is just a red herring across the track …”
「vital」は「極めて重要な(crucial, essential)」。

<red herring across the track>
昔、猟犬の訓練で、追跡すべき臭の通った跡(track)を横切る形で(across)強い臭を発するニシン(red herring)をばら撒きました。そこから「red herring」「red herring across the track」は「人の注意をそらすもの(a piece of information or suggestion introduced to draw attention away from the real facts of a situation)」の意になりました。

「And Then There Were None」補筆 (44)

point

“I haven’t the least idea. It’s just crazy. The last thing one would expect. There seems no point in it.”

<point>
「point」には色々の意味がありますが語源である『「点」+「とがった先端」』のイメージを引きずっているものが多いです。常に単数形で使われる場合に「目的、目当て、効用、利益、意味、効果、適切さ」の意になることがあります。上記の英文もそのケースで「そんなことをしても何も意味がないように思われる」の意になります。

新自習英文典より(14)

数をあらわす “most”, “fewest” には “the” をはぶくことが多い。
Whose composition had (the) fewest mistakes?
You have made (the) most mistakes.
ジーニアス英和大辞典には『「最も多くの」の意の場合に “the” を省くのは英略式』と出ています。一般的には“the” をつけるが、長年使われているうちに一般化して“the”が落ちる使い方も許容される傾向にあります。迷ったら“the”をつけておいた方が安全でしょう。
“most”を “very” あるいは “exceedingly” の意に用いる場合は“the” をつけない。
He is a most proud man. (あの人は非常に高慢な人だ)
These are most interesting novels. (これらは非常におもしろい小説だ)
上記2例共、他との比較はしていません。
最上級を含んだ慣用句には“the” がはぶかれるものとはぶかれないものとがある。
上記,鮖仮伐爾気ぁ “at first” “at last” については“the” がついたものは見たことがありません。 “at (the) most”(多く見ても)、“at (the) least”(少なくとも)、“at (the) best”(たかが)等については“the” がついたものとついていないものとがあります。
“last” は “late” の最上級であるが、この前の何曜、先週、先月、去年など現在に隣接する過去をいうときは“the” をつけない。
I was there last Saturday.
The ceremony was held on the last Saturday of March.
“last” も現在に隣接する未来をいうときは“the” をつけない。
Let’s start next Monday. / Let’s start on Monday next.
We started the next Monday.

「And Then There Were None」補筆 (43)

had better

He said:
“We’d better come to a clear understanding. What’s happened to Armstrong?”

<had better>
「had better」は通例「・・・した方がよい」という日本語を対応していますが「better」に引きずられた訳の感じがします。「must」より弱いが「should」よりは強い、と解説してある辞書も多いです。しかし、実際の例を見てみると「urgent advice」を行うのに使われています。例えば “You’d better quit smoking.” は「タバコを吸うのはやめた方がよい(もしやめないならガンになるぞ)」のようなニュアンスです。

上記の“We’d better come to a clear understanding. What’s happened to Armstrong?”
は「我々は今ハッキリと理解しておかなければならない(さもないと我々の身に危険が及ぶ)」のニュアンスです。

「And Then There Were None」補筆 (42)

仮定法過去としてのmight

“In the evening we could try a bonfire - only there isn’t much wood - and anyway they might just think it was song and dance and merriment.”
「bonfire」は「大かがり火」。「only」はここでは「残念ながら、あいにく」の意。「merriment」は「陽気なにぎわい(fun)」。

<仮定法過去としてのmight>
英語では現在の事実(又はその否定)を述べるには現在形(進行形、完了形を含む)を使い、過去の事実(又はその否定)を述べるには過去形(進行形、完了形を含む)を使うという大原則がありますが、その原則が外れる場合には「仮定法」が使われます。

ここでは先ず「In the evening we could try a bonfire」と「could」と過去形が使われています。話者の頭の中には「今日の夕方」ということで「これから起る」ことがあります。ですから「条件が整えば大かがり火を焚くことが出来るだろう」のようなニュアンスです。「- only there isn’t much wood -」は挿入句で「現実に今薪は沢山ない」と事実を述べています。しかし、これは挿入句で仮定法の基調は続いています。「and anyway they might just think」は「そして、たとえ条件が整って大かがり火を焚くことが出来たとしても、彼らは・・・と考えるかも知れない」と仮定法の帰結部分の役割を果たしています。「it was song and dance and merriment」と過去形になっているのは、従属節の中の動詞ですので「might」の時制に合わせている、と考えると分かり易いです。


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