「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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英作文に役立つ知識

英作文に役立つ知識(58)

テーマ別に基本表現のいくつかをご紹介してきましたが、今回が最後のテーマとなります。

今回は「人生」に関する基本表現です。「英文表現力を豊かにする例解 和文英訳教本」(小倉弘 プレイス)を参考に著者が一部修正・追加しました。

(1)充実した生活を送る⇒ live/lead a (fulfilling/full/fruitful/enjoyable/satisfying) life
(2)貧乏の味がわかる⇒know what it is (like) to be poor。「know what it is to be poor」という表現もあります。文字通り訳せば「know the taste of poverty」
(3)人生の浮き沈み⇒ ups and (downs) in life。「rise and fall」「peaks and troughs/valleys」という表現もあります。
(4)事が旨く行く⇒things go (well)
(5)少々の失敗⇒a few (setbacks)。「a little failure」でもよいでしょう。
(6)くよくよするな⇒Don’t let that (bother) you. 他にも色々な表現があります。「Don't worry!」「Cheer up!」「Take it easy!」「Don’t let it get you down.」「Don’t dwell on the past.」。「Don’t Think Twice It’s All Right」という歌もありましたね。
(7)いろいろと苦労する⇒go (through) a lot。「have a lot of difficult time」でも表現できます。
(8)人生の真の味わい⇒what life is all (about)
(9)人生は一度しかない⇒You only get one (chance) at life.他にも「You only live once.」「YOLO」「Life is not a dress rehearsal.」「Life is a one time offer.」等沢山あるようです。
(10)本気です⇒I (mean) it.「I’m serious.」「I’m not kidding」もよく使われます。
(11)あんたマジ?⇒Are you (serious)?
(12)外見で判断する⇒judge other people by (appearances)。「judge a book by its cover 」という表現もあります。
(13)視野を広げる⇒(broaden) one’s mind/horizons/perspective/viewpoint。「expand one’s scope」も可。
(14)得るものが多い⇒get a lot out (of) it
(15)・・・とうまくやっていく⇒get (along/on) well with …
(16)・・・の悪口を言う⇒say (bad) things about …。他に「speak evil of …」「badmouth …」。
(17)自分で決める⇒decide (for) oneself。この表現は「自分のためになるように」という意味を含みます。「独力で」は他に「by oneself」「on one’s own」「alone」。
(18)つい昨日のことのようだ⇒It seems like (only) yesterday.
(19)人生は厳しい⇒Life isn’t (easy).「Life is hard/tough.」でも表現できます。
(20)実社会に出る⇒(go/get) out into the real world。「実社会」には他に「everyday / social l / working world」「school of hard knocks」等が対応します。

英作文に役立つ知識(57)

■例題
女性が従来学問の世界で十分活躍できなかったのは、男性中心で作られてきた社会に原因があったことは疑う余地はありません。とくにわが国は従来年功序列の社会でありましたので、出産、育児のため女性が休むことは昇進の面で著しく不利でありました。今後は休んだ後の復職を容易にするとともに、復職後業績を上げれば速やかに昇進できる体制を作り上げて行かねばなりません。(京大入試の英作文問題)

(1)「女性が従来学問の世界で十分活躍できなかったのは、男性中心で作られてきた社会に原因があったことは疑う余地はありません。」

先ず、この日本文を英訳するための骨格を検討します。「・・・ということは疑い(の余地)がない」が一番大きな枠組みでしょう。「There is no doubt that …」「There is no room for doubt that …」。
「女性が従来学問の世界で十分活躍できなかったのは、男性中心で作られてきた社会に原因があった」は「男性中心で作られてきた社会のために女性が従来学問の世界で十分活躍できなかった」とすればよいでしょう。
「男性中心で作られてきた社会」は「男性中心の社会」ということですから「male-centered society」「male-dominated society」「man’s world」等で表現できます。「学問の世界」は「the academic world」。「十分活躍する」は「be (fully) active」「play an active role」等が考えられます。

There is no doubt that women have not been able to play an active role in the academic world because of the male-centered society.
男性中心の社会のために、女性が学界で積極的な役割を果たすことができなかったことは間違いありません。(Google 翻訳)

(2)「とくにわが国は従来年功序列の社会でありましたので、出産、育児のため女性が休むことは昇進の面で著しく不利でありました。」
ここでの「わが国は従来年功序列の社会であったこと」が「出産、育児のため女性が休むことは昇進の面で著しく不利であったこと」の理由になるのか疑問の残る所ではありますが、素直にその通りに訳すなら「since わが国は従来年功序列の社会であった, 出産、育児のため女性が休むことは昇進の面で著しく不利であった」と訳してみます。
「とくに」は「especially」。「年功序列の社会」は「a seniority system society」。「出産、育児のため女性が休む」は文字通り訳せば「take a holiday for childbirth and /or childcare」。
「出産休暇」は「maternity leave」。「育児休暇」は「child-care leave」。「昇進の面で著しく不利」は文字通り訳せば「remarkably disadvantageous in terms of promotion」「remarkably disadvantageous in regard to promotion」。ここでは「もし女性が出産、育児のため休暇を取ったら、彼らは昇進するにはより以上の困難があった」のような意訳でもよいでしょう。

Especially, since Japan has been a seniority system society, women have had more difficulty in getting promoted if they take a holiday for childbirth and /or childcare.
特に、日本は年功序列制社会であるため、出産や育児のために休暇を取る場合、女性は昇進するのがより困難でした。(Google 翻訳)

(3)「今後は休んだ後の復職を容易にするとともに、復職後業績を上げれば速やかに昇進できる体制を作り上げて行かねばなりません。」

この日本語は修飾関係が曖昧です。我々がやらなければならないのは「復職を容易にすること」と「復職後業績を上げれば速やかに昇進できる体制を作り上げること」なのか、それとも「復職を容易にし、且つ復職後業績を上げれば速やかに昇進できる体制を作り上げること」なのか迷うところですが、多分後者だと思います。後者だと理解する場合は、英文の骨格は文を2つにして「我々は、今後は女性が休暇を取った後の復職を今より容易にする体制を作りあげなければなりません。そして、我々は又、もし彼らが復職後業績を上げた場合には速やかに昇進する体制も作り上げて行かねばなりません」がよいでしょう。このように文と文との関係を出来るだけシンプルにするのが英作文のコツの1つです。

「今後」は「from now on」「in future」。「in the future」は「将来」。「体制を作りあげる」は「create a system」が一番近い表現かと思います。「復職する」は「go back to one’s old job」「return to one’s old job」。「速やかに」は「quickly」「rapidly」「promptly」「without delay」等が対応しますが。ここでは後の2つがよいでしょう。「業績を上げる」は、ここでは昇進させるに値するような業績の意ですので「make considerable achievements in their job」。文字通り訳すなら「achieve good results」。

From now on, we must create a system which makes it easier for women to return to their old job. We must also create a system which enables women to be promoted promptly if they make considerable achievements in their job.
これからは、女性が以前の仕事に復帰しやすくするシステムを作成する必要があります。 また、女性が仕事でかなりの成果を上げた場合、女性が迅速に昇進できるシステムを作成する必要があります。(Google 翻訳)

上記は1例ですが、色々な表現が可能です。自分が表現できる英語で挑戦してみて下さい。

英作文に役立つ知識(56)

■例題
私たちは、周囲にあまりにもたくさんある文化財になれっこになっていて、その存在を当然のように思いがちである。しかしほんとうは、一つ一つの文化財は、それを維持するために尽くしてきた数多くの人々の多年の努力の結晶なのだ。文化財をおろそかにすることは、そうした人々の努力をないがしろにすることであるという事実を忘れてはならない。(京大入試の英作文問題)

(1)「私たちは、周囲にあまりにもたくさんある文化財になれっこになっていて、その存在を当然のように思いがちである。」
この日本語の論理は「私たちは、周囲にあまりにもたくさんある文化財になれっこになっていて、そして、その存在を当然のように思いがちである。」ではなく「私たちは、周囲にあまりにもたくさんある文化財になれっこになっているので、その存在を当然のように思いがちである。」です。ですから受験英語の定番である「so … that …」がピッタリです。
「文化財」は「cultural asset/property」(可算名詞)。「・・・を当然のように思う」も受験英語の定番である「take … for granted」が使えます。「存在」は「existence/being」

We are accustomed to so many cultural assets around us that we tend to take their existence for granted.
私たちは私たちの周りの非常に多くの文化的資産に慣れているので、それらの存在を当たり前だと思う傾向があります。(Google 翻訳)

(2)「しかしほんとうは、一つ一つの文化財は、それを維持するために尽くしてきた数多くの人々の多年の努力の結晶なのだ。」
ここの「ほんとうは」は「in reality」又は「the reality/truth is that …」が適当でしょう。
「数多くの人々の多年の努力の結晶」は「の」が多すぎるので「数多くの人々による多年の努力の結晶」と捉えて「the result/fruit of many years of effort by many people」としたい。

But in reality, each cultural asset is the result of many years of effort by many people.
しかし、実際には、各文化財は多くの人々による長年の努力の結果です。(Google 翻訳)

(3)「文化財をおろそかにすることは、そうした人々の努力をないがしろにすることであるという事実を忘れてはならない。」
この日本語を英訳する場合「私たちは、文化財をおろそかにすることは、そうした努力をないがしろにすることを意味するということを忘れてはならない」と「文化財をおろそかにすることは、そうした努力をないがしろにすることであることを忘れるな」の2つの骨格が考えられます。
夫々に対応するGoogle 翻訳は次の通りです。ご参考に。他にもバリエーションは色々あるでしょう。後者の方がスッキリしていると思います。
We must remember that neglecting cultural assets means neglecting such efforts
Don't forget that neglecting cultural assets is neglecting such efforts.

英作文に役立つ知識(55)

■例題
最近、いじめが原因で自殺する子どもが増えています。直接的な暴力だけがいじめではありません。大勢でひとりの人を無視したり、心を傷つけるようなことを言うのも、いじめの一種です。わたしたちは、様々な機会を利用して、他人の心を思いやって行動することの大切さを子どもたちに教えていかなくてはいけません。(岩手大入試の英作文問題)

(1)「最近、いじめが原因で自殺する子どもが増えています」
英文の骨格を「最近、いじめが原因で自殺する子どもの数が増えています」とするのが一案。「いじめが原因で」は「because of bullying」「due to bullying」。「自殺する」は「commit suicide」。
Recently, the number of children who commit suicide due to bullying is increasing.
最近、いじめにより自殺する子どもの数が増えています。(Google 翻訳)

文字通り「最近、いじめが原因で自殺する子どもが増えています」とするならば
「Recently, more and more children are committing suicide due to bullying.」
最近、いじめが原因で自殺している子どもが増えています。(Google 翻訳)
「Recently, there are more and more children who commit suicide due to bullying.」
最近、いじめにより自殺する子供が増えています。(Google 翻訳)

(2)「直接的な暴力だけがいじめではありません」
「いじめは単に直接的な暴力を意味するわけではありません」とするのが一案。「直接的な暴力」は「肉体的な暴力」ですから「physical violence」。
Bulling doesn’t just mean physical violence.
いじめは単に肉体的な暴力を意味するものではありません。(Google 翻訳)

「いじめは直接的な暴力に限られたものではない」なら、
Bullying is not limited to physical violence.
いじめは身体的暴力に限定されません。(Google 翻訳)

「直接的な暴力はいじめの唯一の形ではない」なら、
Physical violence is not the only form of bullying.
いじめの形態は身体的暴力だけではありません。(Google 翻訳)

(3)「大勢でひとりの人を無視したり、心を傷つけるようなことを言うのも、いじめの一種です。」
「大勢がひとりの人を無視することや、人の心を傷つけるようなことを言うこともいじめの一種です」。ここでは「人の心を傷つけるようなことを言う」主語がハッキリしませんが、「大勢」と理解して英訳します。

It is also a kind of bullying that many people ignore one person or say something which will hurt his/her heart.
また、多くの人が一人の人を無視したり、彼/彼女の心を傷つける何かを言うことは一種のいじめです。(Google 翻訳)

(4)「わたしたちは、様々な機会を利用して、他人の心を思いやって行動することの大切さを子どもたちに教えていかなくてはいけません。」
この日本語を英語に翻訳する場合、2つの語順が考えられます。1つは「わたしたちは、他人の心を思いやって行動することの大切さを子どもたちに教えていかなくてはいけません、様々な機会を利用して」。もう1つは「わたしたちは、様々な機会を利用しなくてはならない、他人の心を思いやって行動することの大切さを子どもたちに教えるために」。
このシリーズの最初で『「旧情報=相手が知っていそうなことは文頭に」「新情報=相手が知らなさそうなことは文末に」』と書きました。この原則に従えば、後者の語順の方がよいということになります。
「様々な」は「various」。「機会」は「opportunity/chance」(可算名詞)。「利用する」は「use/make use of」。「他人の心を思いやって行動することの大切さを子どもたちに教えるために」は「他人を思いやることが如何に大切かを子どもたちに教えるために」と訳せば楽です。「他人を思いやる」は「be considerate of others」。この表現を知らなければ「how important it is to act with caring for others’ hearts」等でもよいでしょう。

We must use various opportunities in order to teach children how important it is to be considerate of others.
私たちは、他の人に思いやりを持つことがいかに重要であるかを子供たちに教えるために、さまざまな機会を利用しなければなりません。(Google 翻訳)

英作文に役立つ知識(54)

■例題
日本は経済大国であり、今や世界でもっとも豊かな国の一つであると言われている。しかし、天然資源のほとんどない島国であり、必要な原料の大部分を輸入しなければやっていけないことも厳然たる事実なのである。(札幌医大入試の英作文問題)

(1)「日本は経済大国であり、今や世界でもっとも豊かな国の一つであると言われている。」

先ず英文の骨格を決めるとすると「・・・であると言われている」ですので「It is said that …」又は「They say that …」が使えます。
「…」の部分は『「日本」=「経済大国」 and 「今や世界でもっとも豊かな国の一つ」』の骨格ですので「Japan is …」が使えます。
「経済大国」は前回ご紹介したように「an (economic) [super]power」「an economic giant」「a big/great economic power」等が使えます。
「・・・の一つ」は「one of the …(複数形)」。
It is said that Japan is an economic giant and one of the richest countries in the world.
日本は経済大国であり、世界で最も豊かな国のひとつと言われています。(Google 翻訳)

「Japan」を主語にするならば、
Japan is said to be an economic giant and one of the richest countries in the world.
日本は経済大国であり、世界で最も裕福な国のひとつと言われています。(Google 翻訳)

(2)「しかし、天然資源のほとんどない島国であり、必要な原料の大部分を輸入しなければやっていけないことも厳然たる事実なのである。」

先ず英文の骨格を決めるとすると「・・・も・・・も又厳然たる事実である」ですので「It is also a厳然たる fact that … and that …」。「厳然たる」は「hard」「reliable」「definite」「true」「undeniable」。
「天然資源」は「natural resources」(複数扱い)。「島国」は文字通り「island country」。
「原料」は「raw materials」。
It is also an undeniable fact that Japan is an island country which has few natural resources and that it must import most of the necessary raw materials.
また、日本は天然資源の少ない島国であり、必要な原材料のほとんどを輸入しなければならないことは否定できない事実です。(Google 翻訳)
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