「社会人のための英語回路構築トレーニング自習帖」著者のブログ

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前置詞

英語の言葉の並べ方 135(所謂「英文法」) 「17。前置詞」

前置詞の位置

「前置詞」については「英単語の品詞別使い方」を参照下さい。ここでは「文法」に関する事項を再掲載しておきます。

前置詞は基本的には名詞・代名詞の前に置く言葉(詞)ですが、次の例のような場合は、口語では文の終わりに置かれることが多いです。

名詞・代名詞の前に前置詞を置くのは、ラテン語では前置詞は名詞・代名詞の前にしか置けないという背景があり、英語もその影響を受けているからです(他言語から英語への影響については「英語の歩み」シリーズを参照下さい)。

17世紀の詩人であり劇作家の John Dryden も、これを英語にも適用すべきだと強く主張していたようですが、Winston Churchill が “This is the sort of English up with which I will not put.”(これは、我慢出来ない英語である)と皮肉を込めて批判した話は有名です(put up with = 「を我慢する」という句動詞)。

現在では、自然に聞こえ、意味がはっきりしていれば前置詞の後置は文法的にも可です。ある程度年配の方は学校で “With whom did you go to the zoo?”(「誰と動物園に行ったの?」)と前置詞を一番前に持って来る文を習ったと思いますが、現在は “Who did you go to the zoo with?” と教えています(前置詞の後置)。

前置詞の後置の例

前置詞の目的語が疑問詞(who, what, when, where, why, how)の時。
この場合、前置詞には発音上アクセントが置かれます(強く・長く発音されるか、to [tu:] のように長く発音されます)。「しゃべる為の英文法」としては大切なことです。前置詞にアクセントを置くことにより、相手に注意を促がし、自分の尋ねたいことを正しく伝える配慮が「音の英文法」に組み込まれています。

例えば、look after / look at / look for / look in / look into / look over / look through / look to は夫々意味が異なりますので、口語では文尾の前置詞にキチンとアクセントを置くことで対処しています。
look after …:・・・の世話をする、を見送る、を求める。
look at …:・・・を見る、を調べる。
look for …:・・・を探す、を期待する。
look in …:・・・の中をのぞく。
look into …:・・・の中をのぞく、・・・の内容を調べる。
look over …:・・・に目を通す・・・を検分する。
look through …:・・・を通して見る、・・・に目を通す。
look to …:・・・に気をつける、を頼りにする。

What are you looking at? (何を見ているのですか)→この構文は次のように考えると分かり易いです。
You are looking at a picture. →疑問文はAre you looking at a picture? →この構文でa picture をwhat に置き換えるとAre you looking at what? →疑問詞は通常文頭に来るので(英語は重要な情報程前に来る傾向があります)、 What are you looking at? となります。

Where do you come from? (出身はどちらですか)「口語」。
Who were you talking to? (誰と話をしていたのですか?)「口語」。
Which drawer does he keep it in? (彼はどの引き出しにそれをしまっているのですか)「口語」。
Jiro went out after dinner, but I don’t know where to.(次郎は夕食の後出かけたが、どこへかは知らない)→ but I don’t know where he went to. の一部省略。

前置詞の目的語が関係代名詞の時(関係代名詞は、しばしば省略されます)。
この場合も前置詞にはアクセントが置かれます
the people (whom) I was traveling with(私が一緒に旅行をしていた人達)→日本語では「(私が一緒に旅行をしていた)人達」のように名詞の前にいくらでも修飾語を付け加えることが出来ますが、英語では後ろから修飾することになります。

この関係代名詞を省略する言い方は、「英語では、句・文で名詞を修飾する場合には、後ろから修飾する」ということさえ覚えておけば、名詞の後は(私が一緒に旅行をしていたところの)と言わないで、(私がいっしょに旅行をしていた)だけを言えばいいので、我々日本人には比較的楽です。
A telephone is something (that) you can’t do without. (電話は、なしでは済まされない何かだ=ものだ)→この場合も(なしでは済まされない)だけを付け加えればよいことになります。

形容詞的に使われる不定詞の中で(学校では不定詞の「形容詞的用法」といわれるもの)。
この場合も前置詞にはアクセントが置かれます
Can I borrow something to write with? (何か書くものを貸してくれますか?)
He has given me a lot to think about.(彼は考えるべきことを沢山教えてくれた)

代名詞は見た目でも格変化しますが、前置詞の後の代名詞は、その目的格が使われます(実は名詞も同じで目的格が使われているのです) → Look at me.(私を見なさい)の me は I - my - me と格変化する中の目的格。実用的には、I = 「私は」、He = 「彼は」のように代名詞の主格には「は」をつけて覚えた方がよいと思います(所有格には「の」、目的格は「を」「に」をつけて覚える)。

ある中学教科書の巻末の LIST OF WORDS の中に、I = 「私」、he = 「かれ」、they = 「彼ら、それら」と訳してあるのを偶々見つけましたが、日本語と英語の違いを印象深く認識させるには、助詞をつけた方がいいと思います(私が持っている英和辞書は全部助詞がついた訳がしてあります)。

英単語の品詞別使い方66「前置詞 23」

(9)−23 その他の前置詞

「・・・として(の)」(as)

asは「2つの並べられた物・事が等価の関係にあること」を示します。

He used his umbrella as a weapon.(彼は傘を武器として使った)。
Steinbeck is regarded as one of American’s greatest authors.(スタインベックはアメリカの最も偉大な作家の一人として見なされている)。
My daughter is now writing about “sexuality as language” for her graduation thesis (娘は今卒業論文の為に「言語としての性」について書いています)。

as は「時を表す副詞節を導く接続詞」「原因・理由を表す接続詞」「関係代名詞(the same … as …)」としての使い方もあります(夫々の項目を参照)。

「…に関しては」(regarding)

自分の支配する言葉と共に、それに続く文全体を修飾します

Regarding your question, I cannot say anything now.(ご質問に関しては目下のところ何も言えません)

文語です。主に商用文に用いられます。類語には次のようなものがあります。
concerning, as regards, with/in regard to, with respect to, with reference to, relating to, re, about, in connection with
concerning は about よりは形式張った言葉です。

英単語の品詞別使い方65「前置詞 22」

(9)−22 「…のほかに」(besides)/「…を(例外として)除いては」(except)/「…を除いては」(but)

「…のほかに」(besides)

There were still ten persons besides me who supported the plan.(その案を支持した者は、私のほかに、まだ10名いた→その案を支持した者は私の他にまだ10名いた)。
Besides John, nobody wanted to give it a try.(ジョンのほかに、誰もそれをやってみようとはしなかった→ジョンを除いては、誰もそれをやってみようとはしなかった)。

besides には「そのうえ」の意の副詞としての使い方もあります。
He has no friends. Besides, he has no money.(彼には友達がいない。おまけに金もない)

「…を(例外として)除いては」(except)

Everybody except Taro came to the party.(太郎を除いては全員パーテイーに来た)。
Don’t call me except in emergencies.(緊急時を除いては電話はしないように)→ except in は前置詞の連続です。
There’s nothing you have to do except to check the data every hour.(1時間毎にデータをチェックすること を除いては何もしなくてよい)→ except to は 前置詞の連続です。

except sleep (眠る以外は)→動詞の原形を伴うことが出来ることに注意(前置詞としては例外)。
except once in a while(たまでないと)→副詞句を伴うことも出来ます。
except when .... (…の時以外は)。
except that ....(…ということ以外は)。
except for ... (…を除いては。文頭・文尾に来る傾向があります)。仮定法で使われた場合は「…がなければ」の意となります(but forと同じ)→前置詞の連続です。
All her life she lived with her grandmother, except for one year she spent in New York.(彼女はニューヨークで過ごした1年間を除いてはおばあさんとずーと暮らした)。
Except for his quick thinking, we might have got into big trouble.(彼のすばやい機転を除いては我々は大変困ったことになっていただろう→彼のすばやい機転がなければ我々は大変困ったことになっていただろう)。

「…を除いては」(but)

no, any, every(及びこれらのいずれかを含んだ語), all, last, next, who, where, what などの後でしか用いられません。

We have nothing but juice.(ジュースを除いては何もありません→ジュース以外は何もありません)。
There’s nothing to do but wait.(待つこと を除いては やらなければならないことは何もありません→ただ待つだけだ)→ but の後は原形不定詞、または to-不定詞(前置詞としては例外)になることに注意。

but には接続詞、関係代名詞としての使い方もあります(夫々の項目を参照)

英単語の品詞別使い方64「前置詞 21」

(9)−21 「…に似た、(例えば)…のような(に)、…と同じ特質のある」(like)。

like という言葉は「動詞」「名詞」「前置詞」「形容詞」「接続詞」「副詞」の6品詞で使われる「特異」な単語です。語源は2つあり、1つの流れが現在は「動詞(が好きである)」「名詞(好み)」で使われ、もう1つの流れは「形容詞(同様な)」「前置詞(以下で解説)」「接続詞(・・・と同じように)」「名詞(同じようなもの)」「副詞(つなぎの言葉〔まあ〕」で使われています。likeは古期英語(ドイツの北部に住んでいたゲルマン民族が現在のイギリスに住みはじめてから1066年にノルマン人に征服される頃までに使われていた英語)がルーツです(「ふさわしい、似ている、等しい」の意で使われました)。そこから発展し、形容詞としてだけではなく、前置詞・接続詞としても使われるようになりました。12世紀以降「を好む」の意で動詞としても使われるようになり、この歴史が次の前置詞の使い方のい稜愀覆砲△襪里も知れません。

支配する語(like の目的語)と一体となって形容詞の働きをする用法
Your sister is just like you.(あなたの妹はまさにあなた に似て いる→あなたの妹はあなたにそっくりだ)。
その他 look like(のように見える) / seem like(のように考えられる) / smell like(のような匂いがする) / taste like(のような味がする)のような使い方がされます。何れもSVC文型です。
動詞を修飾する用法
I can’t speak English like her.(彼女のようには英語が話せない)。I can’t
speak English like hers. なら、hers = her English ですから、「彼女の様な英語は話せない」の意となり、次のの用法となります。△陵冕,の用法かは、文法的なものではなく、文脈から判断されます。
名詞を修飾する用法
It’s popular now in Asian countries like (such as) China, Japan, Thailand and Vietnam(それは今、中国、日本、タイ、ベトナムのようなアジア諸国で人気がある)。
イデイオム的用法
Do you feel like a drink/a meal/a rest? (一杯やりたい・食事をしたい・休憩をしたいと思いませんか?)→「feel like +名詞・代名詞」は「…が欲しい」の意です。
I don’t feel like walking there.(そこに散歩に行く気にはなれません)→「feel like +動名詞」は「…したい気がする」の意です。

以下は夫々の品詞のところで紹介したものもありますが、一括して掲載しておきます。
[動詞としての like] I like apples.(私はリンゴが好きです)。
[名詞としての like] Your likes and dislikes are no concern of mine.(あなたの好き嫌いは、私は関心がない)。
[形容詞としての like] They are like as two peas (in a pod). (彼らは1つのサヤの中に入っている2つの豆の様だ→彼らはうり2つだ)。イデイオムです。
[接続詞としての like] Like I said last year, we’re not moving from here.(昨年言ったように、ここから引っ越すつもりはありません)。
When she touched me, it felt like her hands were on fire.(彼女が私に触れた時、彼女の手は燃えているかの様だった)。feel like はイデイオムです。
[副詞としての like] She said like, you know, like, she never wants to see you again.(彼女は、まあ、君も分かっているように、その、二度と会いたくないというようなことを言ったのです)。

英単語の品詞別使い方63「前置詞20」

(9)−20 「・・・まで(ずーと)」(till / until)/「・・・以来」(since)/「ある特定の期間の間に」(during)

「・・・まで(ずーと)」(till / until)

till / untilは同じですが、一般にuntil の方が多く用いられると言われています。tillは主として口語表現。

The shop is open from 9 a.m. until 6 p.m.(その店は午前9時から午後6時までずーと開いています)。
I was in Spain until last week(先週までずーとスペインにいました)日本語の「までに」に対応する前置詞は by。
He was single until recently.(彼は最近までずーと独身だった)。
Walk straight until the next stoplight and the post will be on your right (side).(次の信号まで真っ直ぐ歩けば、郵便局は右手にあります)。
Don’t give up until the last minute.(最後の最後まであきらめるな)。

until には接続詞としての用法もあります。
He kept drinking until he passed out.(彼は意識がなくなるまで酒を飲み続けた)。

「・・・以来」(since)

事柄の起点を表わします。

I haven’t eaten anything since yesterday.(昨日以来何も食べてない→昨日から何も食べてない)。
I’ve been living in this town since August.(8月以来この町に住んでいる)。
通常現在完了形または過去完了形と共に使われます。

sinceには接続詞・副詞としての用法もあります。
It’s been thirty years since we moved here.(ここに引っ越してきて30年になります)
ever since:それからずっと

「(ある特定の期間)の間(に)」(during)

Mary remained silent during dinner.(メアリーは食事の間黙り通した)。
The hotel is closed during the wintertime.(そのホテルは冬季の間は閉鎖している)。
The phone rang twice during the meeting.(会議の間に→会議中、電話が2回鳴った)。

How long .... ? にはfor ... が対応。When .... ? にはduring ... が対応。
How long did you study French? (どの位フランス語を勉強したのですか?)。
I studied it for three years. (3年間勉強しました)。
When did you fall in love with her? (いつ彼女と恋に落ちたのですか?)。
During my stay in Japan. (日本に居る間です)。

during the morning「朝の間に」(「朝という期間」の間に)
in the morning「朝に」(「朝という時間の広がり」の中で)
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